お金を貰うから「仕事は面白い」と思えなくなる

この記事は音声メディアVoicyを元にしています。
【#1012 お金を貰うから「仕事は面白い」と思えなくなる 】

 

今日はお金をもらうから「仕事は面白いと思えなくなる」みたいな、ちょっとそんなようなテーマなんですけども。これはネタ元があって、キングコングの西野さんのYouTubeてNFTとについて何か話し合ってる動画があるんです。

【西野と学ぶNFTとDAO【無料版】けんすう・尾原和啓・箕輪厚介と徹底討論】

 

メンバーは西野さんと、あとは幻冬舎の箕輪さんと、けんすうさんと、尾原さん。その4人で、現状のNFTとDAOについて意見を出し合っていて。
僕も去年からちょこちょこ話題には出してるんですけども、正直ね僕はまだNFTにもDAOにも触れてないんですけど。ただやっぱすごく気にはなるのこういう何か情報みたいのがあると、なるべくキャッチしようと思ってて。

それでまずは、NFTだとかDAOとかその辺まったくわかんないよって方のために。僕も触ってないからねそんなに偉そうなことは言えないんですけども。一応、僕の知り得る情報と僕の認識で簡単に説明すると。
DAOは新しい形の株式会社みたいなふうに言われたりとか。非中央集権型コミュニティと言われているんですけど。
これがよくオンラインサロンとね比較をされることが多く。オンラインサロンは基本的にはサロンオーナーっていうのがいて、ある意味その人の考え方だったりとかやってることに対して賛同している人が支援をして、プロジェクトを成功させるという感じですね。
なので決定権はサロンオーナーにある場合が多いです。

それに引き換え、DAOにはリーダーがいないみたいな。何かのプロジェクトに対しいて「みんなでお金を出し合って一緒にやりましょう」という感じ。
全員が対等な立場で意見を出し合い、プロジェクトを成功させる。

簡単に言うと、
中央集権=リーダーがいる=オンラインサロン
非中央集権=リーダーがいない=DAO

これまで会社組織もオンラインサロンも中央集権が当たり前だったところに。「リーダーなんかいなくても自分達でやろう!」と立ち上がったのがDAOって感じかな?

もちろん、それぞれメリットデメリットというのがあり。
中央集権(オンラインサロン)の場合は、結局は最終的にリーダーが決めることが多く。参加者の意見が通らないという不満も生まれやすいけど。でも、非中央集権(DAO)の場合、みんなが平等に意見を出し合えるメリットはあれど、意見の違いがあると一向にまとまらないから、やっぱりリーダーはいた方がいいよね、みたいなことになりやすいとか。
結局のところどっちがいいのみたいな、そんな話がいろいろ出てくるわけです。

特に、今回の動画に出演していた方たちは、各自オンラインサロンを運営してるからこそ、オンラインサロンでできることと、DAOでできることについて話ていたのがとても興味深かった。

 

お金をもらうから仕事は面白くなくなってしまう

そして、そんな動画の中で出てたのが、「お金をもらうから仕事は面白くなくなってしまう」ということを言ってて。これがどういう意味かっていうと。
オンラインサロンとかDAOをやる意味は。新しいことに挑戦したいけど、1人じゃできないから、みんなで集まって挑戦しようとか、みんなで何かを作り上げようっていうことなんですけど。
例えばこのときに、お金をもらって作業するとなると、急に義務感だったりプレッシャーが生まれてしまうので、純粋に楽しむことができなくなる。
でも反対に自分でお金を払って動いてるわだから、何の義務感もプレッシャーもなく作業できるから純粋に楽しむことができる、というわけです。
なんか、趣味を仕事にするのは難しいとか、大変だとかっていうのに近いのかなと思ってて。やっぱ自分の好きなことっていうのは、お金を払ってやった方が楽しいというのと似ているのかもしれません。

そしてこの話を聞いたときに、うちのサロンのことを思い出したんですけど。このサロン立ち上げてから毎年、僕のやってる試乗会はサロンメンバーさんに手伝いに来てもらってるっていうことをよく言っていますけど。
「この日に試乗会ありますので誰か手伝いに来てくれませんか」と言うと、「俺その日行きます!」「私はこの日だけなら行けます!」みたいな感じで、みんなにいつも助けてもらっているのですが。
例えばこれを「この日に試乗会あります。日当は幾らです」ってやったら、多分あんまり来ないと思うんですよ。あんまり来ないと思うし、多分つまんなくなっちゃうと思うんですよ。
やっぱり急に義務感が出てきて、ちゃんとしなきゃみたいな。なんかそういうなんかプレッシャーが絶対出てくると思うんですよ。だからそれやっちゃうと「逆によくないよね」ということ。

以前、合同試乗会やっているときに。そのときもうちのサロンのみんなが何人か手伝いに来てくれて。すると隣合わせになったメーカーの人に、「FOSSILさんてスタッフ(従業員)沢山いるんですね」と言われ。「いやこれは僕のやっているサロンメンバーさんが手伝いで来てくれてるんです」と言うと、「えっ!?」「そんなことがあり得るんですか!?」とすごくビックリしていて。

やっぱり普通メーカーの人たちからしてみれば、給料もらって試乗会に来るっていうスタンスじゃないですか。誰か手伝いを呼んだとしても、日当や交通費を払って。
だから多分ね、みんな試乗会嫌いなんですよ。
僕はスノーボードメーカーの人で「試乗会大好きなんですよ!」みたいな人は見たことない(笑)
だいたいみんな嫌々ゲレンデ来てだるそうにやってるんで何となくわかりますよね。
これが多分、義務で来てるからだと思います。
やらなきゃいけないという義務感を持ってきてるから、楽しくないんですよ。
僕は試乗会やるの楽しいと思っているし。サロンメンバーさんたちも、いつも楽しいと言ってくれて、みんな積極的に手伝いに来てくれるし。それは義務ではなく、自分から進んでやるから楽しいのだと思います。
本当に今回の言葉というか、この話を聞いて完全に納得したというか。そこが大切なんだなと思って。

 

第3の場所は自分から

以前読んだ本で「40代は第3の居場所を作ろう」というのがあったんですけど。40代から人生を豊かにするには、第3の居場所があった方がいいということで。
おそらくほとんどの人は、①家族、②職場、ここが居場所になると思うのですが。それだけだと偏った考え方になってしまうし、知識の幅も広がらない。とはいえ40代にもなると新しい出会いというのは生まれにくいので、自分から進んで第3の居場所を作らなくてはいけないと。
そしたら自分が本当に楽しめる場所に飛び込むのが一番いいと思うんです。ということは自分でお金を払って、そういう場所に行くっていうのが一番理想的なんじゃないかなと思うんです。

今回紹介したYouTube動画の中に、もうひとつ共感した部分があって。コミュニティに所属するときは、「得をしよう」と思って入ると続かないし。トラブルの元になるので要注意と言う。
僕もよく「自分だけが得をしたい人は何も得られない」ということを言っていますけど。コミュニティは「好きなことを純粋に楽しもう」という気持ちで入った方がいいです。

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