【スノーボード工場の違い】同じ工場でも比較はできない!オガサカ工場・ウチヤマ工場

今回は、スノーボード工場のお話です。

Voicyでも何度かお話ししたことはあるんですが、
YouTubeでも反響いただいているので、noteの方でもご紹介します。

まずFOSSIL SNOWBOARDのラインナップだと、
「THE PIPE」と「ALL MOUNTAINⅡ」はウチヤマ工場でつくっています。
新潟県の三条にある工場ですね。
「NATURAL」と「BANKED-R」はオガサカ工場でつくっているんです。
オガサカ工場は多分日本で一番大きい工場だと思います。

この2つの工場の違いをざっくりいうと、
ウチヤマ工場は、仕上がりが「しっとり」してます。
オガサカ工場は、仕上がりがどちらかというと「パリッ」としてます。
これは別に「どっちがいい」とかっていうことではなくて、工場ごとに作り方だったり、考え方が違うと思うのでそのような特徴が出てくるわけです。

それでは、何が違うのかというと。使ってる材料とかもそうですが、特に一番影響がでるのが「プレス」になります。
スノーボードの板って、材料をサンドイッチして、上下からプレスするのですが。
その時のかける「熱の量」だったり、「時間」によって、仕上がりが変わってきます。

例えば、ウチヤマ工場は仕上がりがしっとりしているので
多少硬く設計しといても、うにょ~んとしなってくれるんですよね。
でも、オガサカ工場の方はパリッとするので
内山工場と同じように、硬く設計しちゃうとバキッと硬くなっちゃうんです。
なので、工場の特徴を捉えて設計の仕方とかも変えているんです。

ただ、同じ工場で作っているボードでも設計者が変われば乗り味もかわって来ます。実際乗り比べてどう違うか、感じてみるのも面白いかもしれませんね。

 

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