◆ボイステック革命
Voicy代表の緒方憲太郎さん著書『ボイステック革命 / GAFAも狙う新市場争奪戦』(日本経済新聞出版) 読ませて頂きました。
ありがたい事に、私は推薦という形でVoicyパーソナリティーとなり、去年の8月1日より放送を開始したので、もうすぐ1年です。
やるからには徹底的にやるというのがモットーですので、その日から今日まで毎日10分ずつ、いや最近は10分オーバーする日も増えていますが。毎日配信し続け今日で340回目です。
今日の放送はコチラ↓
音声放送チャンネル「名取 崇史 Takafumi Natori」の「#340 『ボイステック革命』を読んで音声の可能性を…
2007年頃からブログを毎日のように書き続け、活字での発信はしていたけど。YouTubeの波が大きくなり「そろそろ動画もやらないとなー」なんて思っている頃の話しだったので。正直言って最初の頃は「音声ですか?」という感じ。
それでも配信を始めると、発信している側も「楽しい」。そして、ゲレンデとかで「名取さんのVoicy聴いてます!」と言われるとすごく嬉しい。
それまでも「ブログ読んでます」という言葉をかけられる事が多かったですけど、「ブログ読んでます」より「Voicy聴いてます」の方が親近感がわくというか。活字や動画ってザッピングみたいな感じで「なんとなく」見れるけど、音声を聴くとなると、よほど「聴きたい」という気持ちがないと聴かないじゃないですか。
よく、売れている芸人さんなんかでもラジオはずっと続けたいという人がいるというのを聞きましたが。不特定多数の人が観るテレビと違って、ラジオはよほどその人が好きでないと聴かないので、何より炎上しにくく、本当のファンとつながっている感じがするとの事。なんとなくその意味が分かった気がします。
ただ、裏を返せば、活字や動画のようになんとなくのザッピンンクで見つけてもらう事が難しいし、よほど内容がしっかりしていないと継続して聴いてもらう事が難しい一面もある。
そんな音声だからこそ「嘘」は通用しない。ブログやYouTubeのようにタイトルやサムネイルでの「釣り」は通用しないし、Instagramのような「映え」も通用しない。発信する側は本当に真摯に向き合わないとできないわけです。私もVoicyをやらせてもらって以来、色々なパーソナリティーさんの放送を聴くようになりましたが。作りこまれている感じがしないところがいいです。
◆広告収入
これはさきほど添付した今日のVoicyでも話していますが。いまYouTubeで発信する人が増え。私は本当に色々な人から「これだけ情報発信しているならYouTubeやった方がいいですよ」と言われます。
しかし、どうも抵抗があり。それは「広告収入目当てだと思われるのではないか」という事。「広告収入なんか考えていない、正しい情報を伝えるためにやっている」という人もいるかもしれませんが。おそらくほとんどの場合は広告収入が目当てで、登録者数を増やすために、再生回数を増やすためにやっているようにしか見えなくなってしまいます。
そうなるとさきほど言ったように、タイトルやサムネイルで釣るとか、多少本心でないような事を言うとか、これがいま流行ってるからとか、そんな事を考えて発信しないといけなくなるのは本末転倒。
ちなみに、最近は全然書かなくなりましたが。私のブログが全盛だった2~3年前頃は、1日に700~1,000PV(閲覧ページ数)、ユニークユーザーで言うと、1ケ月で12,000~13,000人くらいでした。(ブログに訪問した人数、1人が何回訪問しても1とカウントされる数)
だから当時も「アフェリエイト付けたら」という事をよく言われましたが。その時からどうも「広告収入を付けると嘘っぽくなる」という意地があり、一切つけなかったのですが。あの時に広告付けていたら、そこそこ収入あったかもなーと、考えてしまいます(笑)
それで言うと、私はVoicyでは一銭にもなっていませんので嘘をつく必要がないし、大げさにタイトルで釣る必要もない。ただただ、自分が思う事を素直に言えるから「楽しい」のです。
そして、その究極系がオンランサロンだと思います。ダイレクト課金だからこそ、嘘やごまかしは一切通用しないし、必要ない。だから全力でノビノビ活動ができるというわけで、私はこちらの方が性に合っているというわけです。
これだけオンランサロンが普及してきているのは、そこに理由があるからです。
ではついでにオンランサロンの案内ページも貼っておきますね。
◆本の感想
さて、それでは最後に肝心な本の感想を書かせてもらいますと。個人的にはすごく面白かった。めずらしく数時間で一気読みしてしまいましたから。
いま自分も音声メディアの中にいさせてもらっているから、というのもあるかもしれませんが。これから音声配信に挑戦したいという人は絶対に読んだ方がいいし、Voicyなど音声を情報源として利用している方にもおすすめです。
これまで、活字と動画がメインだったところに、いま音声がどれくらいきているのか。そして、これからどのような事が起きそうか。非常にワクワクした内容でした。
・GAFAも狙う新市場争奪戦
・「スマホの次」の世界が来る
・クラブハウスは始まりに過ぎなかった
という事です。