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これからシーズンに向けて、そろそろボードのメンテナンスしておかないとなー。なんて方もいると思います。
という事で、ここのところメンテナンスの話が続いたので、今日はDOMINATOR WAX公式のホットワック動画の解説をしたいと思います。
まずはこちらから。
この作業をしている人物は私だというのに気づいていますでしょうか?
とまぁ、そんな事はどうでもいいですよね(笑)
おそらく昨日、一昨日のブログでも書いたように。あれ?他の人とやり方違くない?なんて思う事があるかもしれませんが。
これがDOMINATOR WAX推奨のやり方であり、ごくごくシンプルなやり方ですので、ぜひ参考にしてください。
今回の動画は、滑って帰って来てから、次に滑りに行くまでの作業です。
ベースの作り方とか、細かいスクレーパーの使い方、ブラシの使い方など、他にも色々気になるとことは色々あると思います。
その辺も追って何かの形で紹介できたらと思いますが。この一連の流れが日々皆さんが一番やる作業ですよね。
なのでまずはここをしっかりとおさえておいてもらえたらと思います。
では順を追って解説します。
目次
- 【クリーニング】 スクレーパーで滑走面の汚れを取ります。
- 【クリーニング②】 ストラクチャー内の汚れをブラシがけで取り除く。
- ≪ポイント≫ ブラッシングはしっかり力を入れる。
- 【クリーニングワックス①】 RENEW・RENEW G・BOOSTER BRを使用
- ≪アイロンがけのポイント≫ アイロンはゆっくり、必ず動かし続ける。
- ≪アイロンのポイント②≫ 時々確認し、ボードのデッキ面が少し温かくなるまで。
- 【クリーニングワックス②】 滑走面が温かいうちに、むら無くスクレープする。
- 【クリーニングワックス③】 ストラクチャー内のワックスをブラシがけで取り除く。
- 【滑走用】 ZOOMシリーズ・BOOSTERシリーズを使用。
- ≪アイロンがけのポイント≫
- ≪スクレープのポイント①≫ エッジに付着したワックスを取っておく。
- ≪スクレープのポイント②≫ シャープナー等を使い、スクレーパーは研いでから使う。
- ≪スクレープのポイント③≫ ワックスが出なくなるまで、しっかりとスクレープする。
- 【ブラッシング】 ストラクチャー内のワックスをブラシがけで取り除く。
- 【仕上げ】 フィニッシュクロス(静電気防止加工済み) 細かいワックスをふき取り磨き上げる。
- 【完成】
- ≪ホットワックス講習会≫
【クリーニング】
スクレーパーで滑走面の汚れを取ります。
滑って帰って来たら、水分をしっかり取るなどの作業もありますが。
ワクシングの作業としては「スクレーパー」が一番最初です。
見ただけでは滑走面が汚れていないように見えても、細かい汚れが付着していたり。ワックスが表面に出て、汚れと一緒に残っています。
なので、まずはその表面的な汚れをスクレーパーで取ります。
【クリーニング②】
ストラクチャー内の汚れをブラシがけで取り除く。
スノーボードの滑走面に「ストラクチャー」というものが存在します。
滑走面をよく見てもらえると分かりますが、細かく縦に溝のようなものが入ってますよね。
チューンナップでこれをさらに深くしたりもしますが。滑走面はこの溝がある事により、水ハケを良くしたりなど色々な効果があります。
仮に滑走面が真っ平なツルツルの状態だった場合。イメージで言うと、下敷きみたいなのに水を付けて2枚重ねるとピッタリくっついてしまいますよね。
これと似たような感じで、滑走面も真っ平なツルツル状態だと滑走性が悪くなる「場合があります」
これはその雪の状況によって絶対ではないので、ちょっとだけ濁しておきます。
とにかく、スノーボードの滑走面は基本的に真っ平では無いので。
ストラクチャー(溝)に入り込んだ汚れを取る。
という作業も大切です。
それとブラシについて。
ドミネーターワックスの場合は、クリーニングから仕上げまで「ブラス」もしくは「ブラス&ホースヘアーコンビ」のどちらか1つで十分でも大丈夫ですが。
ちょっとこだわりたい方は、クリーニングで使うブラシと、仕上げに使うブラシで分けるとか。
クリーニングは「スティールブラシ」を使って、仕上げを「ブラスブラシ」を使うなんてのもありです。
≪ポイント≫
ブラッシングはしっかり力を入れる。
この動画を見て「あんなに力いれてやるんですか?」と、沢山の方に言われました。
これも何度も言っていますが。
ブラシは汚れやワックスを取り除くだけでなく、滑走面のケバ取りやザラつきを取り除く役割もあります。
なので、しっかり力を入れて作業しないと、ただ滑走面をナデナデしているようなもので、あまり意味がありません。
この辺はぜひ動画を参考にしてください。
【クリーニングワックス①】
RENEW・RENEW G・BOOSTER BRを使用
スクレーパー&ブラッシングで、表面的な汚れを取り除いたら『クリーニングワックス』という作業をします。
これはスクレーパー&ブラッシングだけでは取り除けないような、さらに細かい汚れをワックスを使って取り除く作業です。
動画では「RENEW」を使用していますが、本当は「RENEW G」が一番おススメです。
≪アイロンがけのポイント≫
アイロンはゆっくり、必ず動かし続ける。
アイロンがけのポイントとしては、ゆっくり動かし続ける。
なぜゆっくりがいいかと言うと、アイロンがけはボードをしっかりと温めないと意味が無いです。
なので、よくあるダメなパターンが。
「サーっと溶かして塗り広げたらおしまい」という方がよくいますが。
これではただ表面に塗ってるだけであまり効果がありません。
そして、あまりチャカチャカアイロンを動かすとなかなかボードが温まらないので。
ゆっくり動かしながら、ジワジワボードを温めてあげるような感じです。
≪アイロンのポイント②≫
時々確認し、ボードのデッキ面が少し温かくなるまで。
ここ、結構ポイントです。
さきほど書いたように、アイロンがけはサーっと塗り広げたらおしまいじゃなくて、ボードをしっかりと温める事が重要。
その目安として、時々ボードを反対側(デッキ面)を手で触ってみて、ほんのり温かくなったらOKで。
むしろ、温かくなるまでやらないとダメだし。もちろん熱くなりすぎるのはよくないです。
【クリーニングワックス②】
滑走面が温かいうちに、むら無くスクレープする。
スクレーパー&ブラシでは取り切れない細かい汚れを取るためのクリーニングワックスは。
ワックスをドロドロに溶かして、液体のような状態にする事で「汚れを浮かせる」
そして、滑走面が温かいうち(ワックスがまだ液体状になっているうち)に、スクレープしてワックスと一緒に汚れを取る事で細かい汚れを取り除きます。
【クリーニングワックス③】
ストラクチャー内のワックスをブラシがけで取り除く。
スクレープしたらブラッシング、これはもう1セットだと思ってください。
この辺は繰り返しになりますが、しっかりと力を入れてやりましょう。
以上で、クリーニングは。
①スクレープ&ブラッシングで表面的な汚れを取る。
②クリーニングワックスでさらに細かい汚れを取る。
とにかく、ワクシングで重要なのは「汚れを取る事」
表面に汚れが残っていたまま、滑走ワックスを塗っても効果が悪いです。
カーワックスや、ペンキ塗り、お化粧をする時なんかも、まずは表面を綺麗にしてからやるじゃないですか。
それと同じ事です。
【滑走用】
ZOOMシリーズ・BOOSTERシリーズを使用。
しっかりと滑走面を綺麗にしたら、滑走のワックスを塗ります。
DOMINATOR WAXは、ベース用のワックスと滑走用のワックスを分けていますので。
よく「ベースワックスだけで滑ってる」なんて方もいますけど。
ベースワックスにはほとんど滑走性が無いので注意してください。
≪アイロンがけのポイント≫
この後、アイロンをゆっくり動かしながら、温めるというのは。
クリーニングの時と同じなので説明を飛ばします。
そして、滑走ワックスはしっかり温めた後に注意点があります。
さきほどの、クリーニングワックスとは違い。
滑走ワックスを定着させるには、「常温で」2~3時間かけてゆっくりと冷ます。
これがよくあるダメなパターンで、早く冷ましたいからと言って、寒い外に出しちゃうとか。
そうすると、ワックスが定着する前に固まってしまうので、ワックスの効果が低くなってしまいます。
なので、そもそもがワクシングは暖かい部屋の中で作業をし。冷ます時もゆっくりと時間をかける事で、しっかと定着して行きます。
ここ、結構重要なのでしっかりとやってください。
≪スクレープのポイント①≫
エッジに付着したワックスを取っておく。
スクレーパーの使わない面などを使ってエッジに付着したワックスは先に取っておきましょう。
≪スクレープのポイント②≫
シャープナー等を使い、スクレーパーは研いでから使う。
ホットワックス講習会なんかをしていると「スクレーパーと研いだ事が無い」という方が沢山いてビックリするのですが。
スクレーパーは必ず研いでから使ってください。
スクレーパーを研ぐのは、紙ヤスリでもいいし、スクレーパーシャープナーでもいいし(あまり良いスクレーパーシャープナーは見た事ありませんが、、、)
私は、エッジを削るための「ボディファイル」というのを使っています。
おそらくこれが一番良いです。
≪スクレープのポイント③≫
ワックスが出なくなるまで、しっかりとスクレープする。
滑走ワックスは全て表面から取り除かなくてはいけません。
これもよく「ワックス塗りっぱなしで滑ってる」なんて方がいますけど。
問題外です!!
自慢気にそんな事を言っている人がいたら「こいつダセェな」と、思ってください。
表面に必要以上のワックスが残っていれば、汚れがベタベタ付着してすぐに滑走性が悪くなります。
【ブラッシング】
ストラクチャー内のワックスをブラシがけで取り除く。
ここも繰り返しになりますが、しっかりとブラッシングしてワックスを滑走面から全て綺麗に取り除きます。
【仕上げ】
フィニッシュクロス(静電気防止加工済み)
細かいワックスをふき取り磨き上げる。
スクレーパーやブラッシングをすると、その摩擦で静電気が起きます。
静電気は滑走する上で大敵となるので、専用のフィニッシュクロスを使えば静電気を抑えてくれながら細かいワックスを取り除く事ができます。
【完成】
以上です。
さて、いかがだったでしょう?
ワクシングを難しく考えている方も、多いみたいですが。こうやってみると結構シンプルじゃないですか?
先日【ボードのメンテナンスに時間かけすぎてない?】というブログも上げましたけど。
皆さん、あれもこれもやりすぎて無駄な事ばかりしている場合があります。
あまり難しく考えずに動画を見たまんまで作業して頂ければ、良い状態で快適に滑れると思います。
ワックスについてはDOMINATOR WAX公式ホームページもご覧ください。
それでは、改めて動画を貼っておきますのでおさらいしてください。
参考になった方はぜひこのブログをブックマークへ登録してください!笑
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