自分の環境には気づきにくいけど、現状維持から好転することはない

「こんなに頑張っているのになぜ上手くいかないのだろう?」

そう考えてしまうことありませんか?
私も過去に何度も考えたことがあるし、いまでもよく考えます。

そしてこの「頑張っているのに上手くいかない」という疑問への解決方法は2つしかないかなと思っています。

1つ目は「努力が足りない」
2つ目は「環境」

ひとつめの努力が足りないということに対しては、薄々自分でも気づくことができると思います。
ふとしたときにサボってしまうとか、やらなきゃいけないときに別のことに気がそれてしまうとか、それが上手くいかない原因だという自覚はあると思います。

ただやっかいなのが「環境」は気づきにくいということ。

あなたがそれなりに努力をしていれば、周りの人は応援してくれる。
「頑張ってね」「応援してるよ」という風に声をかけてくれる人もいるでしょう。

するとそれに対して「周りに応援してくれる人が沢山いる」と安心してしまい。
「いまのまま続けていれば大丈夫」と思って、環境を変えずにやり続けてしまうということがある。

ただ、それは本当にあなたのことを応援してくれているのかよく考えた方がいいし。
いまの環境でいいのかよく考えた方がいい。

 

 

■人生初

多くの方は環境を変えることに対して抵抗があると思うし。
環境を変えるというのは意外と面倒なこともあるので、「今のままで大丈夫」と自分に言い聞かせて、変化をすることを嫌う人もいるでしょう。

でもおそらく私は多くの方よりも環境を変えることに馴れているし、環境を変えることの重要性を分かっているつもりです。

そのきっかけとなるのが、人生で初めて大きく環境を変えた、地元の神奈川県から新潟の高校に進学したこと。

それは家が引っ越しするとかではなく、自分の判断でどうしても全国大会に出たいのでサッカーの強い高校に行きたいということで両親に頼んで行かせてもらいました。

当時はまだ県外の高校に進学する人が少なく、いまのように気軽に連絡も取れないし、簡単に行き来できる距離でもなかった。

実際に高校3年間で1回しか地元に帰れなかったし、中学の同級生とは手紙でやり取りしていましたから。いま考えると本当に懐かしい。

 

 

■かくかくしかじか

とはいえ、そもそも神奈川県でも強い高校に行けばよかったんじゃないかとおもわれるかもしれません。

本当にこれに関しては自業自得なんですけど。

小学校時代は神奈川県でも上位に入るようなチームでプレーをして、中学に上がるときには、全日空ジュニアユース(後の横浜フリューゲルス)にスカウトで入るという、いま考えればとても贅沢な環境でサッカーをさせてもらっていました。

しかし、その後の詳細はぶきますけど「かくかくしかじか」ありまして、ジュニアユースは途中で辞め、学校の部活に入り直すも高校進学時にサッカー推薦をもらえるはずだったのが全て白紙になり。

そうなると、一般受験で強い高校に行かなきゃいけなくなったとき。
私の学力では神奈川県内の強豪校には行けなかったので、県外でもいいから自力で行けるサッカーの強い高校を探して新潟の高校を選んだというわけです。

 

 

■正解だった

でも、さきほど言ったように、当時は県外の高校に進学する人は少なく。
仲の良い友達も沢山いたし、「地元を離れて寂しくないのか?」なんてことも散々言われましたけど。

実は地元を離れたかったというのも少しありました。

私の地元である逗子と言えば、当時はあまり治安が良いとは言えるような場所ではなかったし。実際に仲の良い友達でも悪い方向に行ってしまうのもいました。

とはいえ、そこで育ったし、周りには応援してくれる人もいて、仲の良い友達は沢山いたから「いまの環境を変えなくてもいい」なんて想いもあったけど。

そのとき自分がどこまで考えていたか、いまとなってはあまり覚えていませんけど。

「このまま地元にいたら悪いほうに行く可能性もある」という想いもなんとなくあったので、県外という選択も周りが言うほど大きな決断ではありませんでした。

しかし、残念ながらサッカーの方は、新潟県大会の決勝戦で負けてしまい、夢だった全国大会に出場するというのは叶いませんでした。

「神奈川に残っていたら」なんてことを考えても仕方がないし、おそらく違う全然違う人生を歩んでいたと思うけど。
いまでもあのとき「新潟に行く」と判断したことは正解だったと思うし、本当によかったと思える。

 

 

■好転しない

だからこそ私は「環境を変える大切さ」を良く知っているのだと思うし「環境を変えることに抵抗がない」のだと思います。

仕事もこれまで沢山いろんなことをしてきたからこそ、自分で会社を経営するという自信にもなったのは間違いない。
これがひとつの仕事しかしたことなければ、自分でやる自信があたっとは思えない。

そして会社を経営してからお店もやっていたけど、自分のやりたいことと時代の流れに合ってないと感じたからあっさりお店は閉めたし。

そしていまはまた神奈川から新潟に移住しているので、住む場所ですら変えることに抵抗がありません。

それは、
環境はどんどん変えないと好転しないというのも分かっているから。

「このままでいい」なんてのは、まさに「現状維持バイアス」と言われるやつです。

 

 

■こんな簡単に

確かに環境を変えるのはそれなりに大変だし、環境を変えたことによって悪い方向に行く可能性もあるかもと考えてしまうでしょう。

でも現状維持から好転することはまずありえません。

もちろん現状が大満足で何の不満も不安もないということであればこれ以上は何も言いません。

でも、少しでも自分を変えたいとか、好転させたいという気持ちがあるのであれば。

「環境を変えてみてください」

特にいまはそれが簡単にできる時代です。

転職だって当たり前になってきているし。
手紙じゃなきゃ簡単に連絡取れないような時代じゃないんだから、ネットさえ繋がれば移住したって人との距離をたいして感じないし。
周りに気の合う人がいなければ、オンラインでコミュニティに所属してみるだけでも十分環境の変化になります。

こんな簡単に環境を変えることができる時代になったのに、「現状のままでいい」と言うのが私には信じられない。

少しでもいいからいまと違うことをしてみてください。

 

 

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