こんにちは。
スノーボードメーカーとしてボードの企画、開発、運営をしたり。コミュニティサロンを運営したり。DOMINATOR WAXアドバイザーなんてこともしている名取です。
ブログではスノーボードに関する情報や仕事のこと日々思ったことを書いています。
◆唯一無二の存在になる
好きなことを仕事にするにはどうすればいいのか？そう考えたことがある人もいるのではないでしょうか。
私はありがたいことに好きなことを仕事にできているので、たまに「好きなことを仕事にするにはどうすればいいか？」ということを聞かれます。
そんなときに答えるのが、「自分が感動したことを誰もマネできないくらい発信し続けたらいいと思う」と答えるようにしています。
というのも、私がこの仕事を続けこうして毎日発信をし続けている原動力が、「自分が感動したことをみんなにも共感してもらいたい」その一心で続けているからです。
そしてその気持ちを誰もマネができないくらい言い続けていると、唯一無二の存在になり、それが仕事につながります。
◆この感動を伝えたい
17歳でスノーボードをはじめ、高校を卒業するときに就職も進学もしないでフリーターをしながら冬はスノーボードばかりしていた。20歳のときに「もっとスノーボードがしたい」と、それまで続けていたバイトを辞めてスキー場へ働きに。それから、冬はスキー場、夏は適当にバイトをするという生活が続き。毎年100日以上は余裕で滑っていた。
それから、27歳のときにたまたまスノーボードメーカーで働くことになり、パイオニアモス（以下、モス）との出会いがとても大きなきっかけに。
その当時、モスの倉庫には過去何十年分ものボードが眠っていて。私はボードの仕組みを勉強したいという気持ちで、仕事関係なく時間があれば古いボードを掘り出しては綺麗に磨いて乗りに行くということをしていました。
そしてただ乗ってお終いではなく、より深くまで理解したくて乗ったボードの設計図をそのつど見せてもらっていました。
はっきり言って、そんなに古い設計図を探し出すのって大変だったと思うので、設計士さんには「またですか～、、、」とよく嫌な顔をされることも(笑)
でもそのおかげでボードの仕組みが細かいところまでよく分かるように。
そうなると、「このボードに乗る時はこう動かそう」「こっちのボードはこういう設計だからこう乗った方がスムーズに動かせる」という感じで。ボードごとに乗り方を変える必要性も理解できました。
するといままで以上に滑りがよくなり、スノーボードが上達したんです。
よくよく考えたら当たり前のことで。自分が使っている道具がどんな特徴なのかも知らずにただがむしゃらに滑っているのと、ちゃんと理解して滑らせるのでは全然違うに決まっている。
それまで、10年以上スノーボードを続けていて年間100日以上も滑っていたにも関わらず何でそんなことに気づかなかなかったのだろう？
本当にもっと早く、もっと若い頃から知っていればよかった。そんなことを思いました。
でも、30歳過ぎてからでも上達を感じることができたし。何よりスノーボードがより楽しくなったし、より一層好きになりました。
この感動を少しでも多くの人に伝えたい！！
これが「自分が感動したことをみんなにも共感してもらいたい」という、この仕事を続けている原動力です。
◆プライドや躊躇はない
じゃあこの感動した気持ちを多くの人に届けるにはどうすればいいか？
メーカーの仕事よりも、スノーボードショップの方が日々沢山の方と交流ができるので、メーカー業を辞めてスノーボードショップオーナーになり。
スノーボードの仕組みを伝えるのに、自分がボード作りに関わっていなければ説得力が無いだろうと思い、自分でブランドを立ち上げる。
そして、毎日のようにブログを書き、講習会を開き、電子書籍も書いたし、SNSの発信も続けた。
そしてオンラインがこれだけ発達しているのであれば、地域性が限られてしまうお店では身動きもしにくいという判断でお店をやめ、いまはオンラインコミュニティで全国に仲間を増やしこの感動を広めるお手伝いもしてもらっています。
自分が感動したことを伝えるためなら、そのときに必要な手段を取るし、生活や仕事の内容も変えます。そこに変なプライドや、やめることへの躊躇もありません。
◆誰かの役に立つと仕事に
それくらい本気でやっていると、その情報が必要な人に伝わり、その情報のおかげで同じような体験をしてくれた人が増えると仕事としても成り立つようになっていきます。
仕事は誰かの役に立つこと、多くの人にとって有益なものを提供することで成り立ちますよね。誰もいらないものを売っていてもダメだし、誰も必要としないサービスを売っていてもダメに決まってる。
スノーボードをやっていて上達しなくていいなんて人はいないと思うし。好きじゃないけどやっているなんて人もいないと思う。
だからこそ、みんなに少しでも上達してもらいたいし、よりスノーボードが好きになってもらいたい。 それに対して私ができることは、ボードの知識を得たことで感動したこと、経験したことを伝えていくことだと思って活動をしています。
◆これが私の仕事
しかし、ときには「しつこい」とか、「同じことばかり言ってる」とか、「スノーボードはノリが大事だから細かいこと言うな」みたいな感じで、批判的なことを言われる（書き込まれる）こともあります。
でもね、
そんなの関係ない！！
しつこいくて何が悪い！
同じことばかり言って何が悪い！
細かいこと言って何が悪い！
とにかく、誰に何を言われようと私はボードの知識を得たことでスノーボード人生が大きく変わり。その感動を多くの人に伝えたいんだから。
だからしつこいと言われようが、同じことばかり言っていると言われようが、細かいと言われようが、この気持ちが沢山の人に伝わるまで言い続けます。
そしてこれが私の仕事であり。
好きなことを仕事にする方法だと思います。
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