3年間音声配信に全振りしてわかったこと

こんにちは。
スノーボードメーカーとしてボードの企画、開発、運営をしたり。コミュニティサロンを運営したり。DOMINATOR WAXアドバイザーなんてこともしている名取です。
ブログではスノーボードに関する情報や仕事のこと日々思ったことを書いています。

毎日更新するからこそ習慣になる

音声メディア「Voicy」にてパーソナリティをやらせてもらってから、3年が経ちます。2020年8月1日から放送を開始してから毎日行進をして今日現在で1090回と有料放送も合わせると1128回の放送をしています。Voicyのパーソナリティになったきっかけは推薦のような形でした。本来であれば審査制を取っているVoicyなので、ちょっと他の方とは違う方法でパーソナリティになったのですが。その推薦をしてくれたきっかけが「ブログ」です。

私がブログを書き始めたのは、2007年から。最初はスノーボード専門店のスタッフ達と交代で書いていたので自分が毎日書いていたわけじゃないけど。ブログ自体は毎日更新し続けていました。
やはり、発信というのは週に何回とか、気が向いた時に書くとかだとあまり見てもらえないんです。毎日更新するからこそ習慣的に見てもらえるようになる。
その点は皆さんも感じませんか? 「ブログ更新されたかな」と思ってページを開いたら更新されていない。そして次の日になってまたページを開いてもまだ更新されていない。そうなると次に開くのは数日後とか、下手すればそのままずっと開かない(見ない)なんてこともあると思います。それが毎日開くたびに更新されていると、習慣的に見てもらえるというわけです。
いまはSNSで更新をお知らせするのが当たり前になっているので、少し事情が変わっているかもしれませんけど、やはり継続的に見てもらうには大切なことだなと思ういます。

大きく成長したブログをやめた

そして2010年からはスノーボード専門店を私が引き継ぎ経営することになったので、その頃はほとんど自分でブログを書くようになり、たまにスタッフに代わってもらうという感じ。
そして、2014年頃からだったかな。スマートフォンがほとんどの人の手に渡り、誰もが当たり前のようにSNSをやるようになると、「個の時代だ」なんて言われるようになってきた流れで。「お店のブログ」ではなく「名取のブログ」に切り替え、それからは毎日自分で更新し続けました。

それからどんどんブログは成長を続け、私の場合は夏と冬でアクセス数が大きく変わりますが、2018~19年頃はシーズン中だと毎日1,000人以上のアクセス数があり、シーズンオフの間でも毎日500人以上がアクセスしてくれるようなブログに成長しました。

しかし、2020年3月にオンラインサロンを立ち上げると、公に書くブログはセーブして、サロンメンバー向けに書くことに。そうすると、公のブログは毎日ではなくたまに書く程度になったので。当然アクセス数は激減。

Voicyやってみませんか?

そんなときに、知人から「Voicyのパーソナリティやってみませんか?」という話しをもらい。正直言ってその時点ではVoicyのことは聞いたことある程度で使ったことはないし。まだ音声というものが全然普及していないときだったので。「え? 音声? それってどうなの?」という感じでした。
でもせっかくその人が「名取だったら」ということで声をかけてくれたんだろうし。私も新しいことや、他の人がやっていないことに挑戦するのは好きだし。その場ですぐに「やりたい」と返事をして、2020年8月1日から放送を開始して。当然やるからには最初から毎日放送と決めていた。

さらにやるからには徹底的に音声に全部りしてみよう。音声にどんな可能性があるのか、どんな反応になるのか。そのデータ取りをするには、あれもこれもやるより音声一本に絞った方がはっきりする。
ということでブログを書くのをやめ、Voicyだけに集中することにしました。

それから3年、、、3年間音声に全部りした結果どうだったか。

意外と相手の時間を奪う

もちろん良い点も沢山あるし、音声配信のおかげでつながったこと、生まれたこともあるけど。音声ではできないことも見えてきた。
良い点としては、とにかく配信が楽。10分くらい話して録音したらポンと出せるし、動画と違って身なりや環境を気にする必要はない。あとは気持ちが伝わりやすい。文字だと読み手の気分によってとらえ方が変わるので、上手く伝わらない場合が多いけど、音声ではそういうことが少ない。

そして悩ましい点としては、音声は拡散しにくい。文字と違って検索に引っ掛からない分、見つけてもらうチャンスが少ない。ということは新規獲得が難しい。

そしてもう一点悩ましい点。
意外と相手の時間を奪ってしまう。

これは自分も音声配信を聴いていて思うことだし、少し前に自分のVoicyで話した放送を文字起こししたことが何度かあって、そのときにも感じました。

まず自分のVoicyを文字起こししたとき。20分ほどの放送を文字で整理すると、2,600文字くらいでした。それを自分で読んでみても、文字だと20分なんかかからないんです。一般的に文字を読む速さというのは、1分間に400~800文字と言われていて。平均で600としたら、2,600文字を読むのって5分程度ということになりますよね。

動画と比べたら音声はながら聴きできるから相手の時間を奪わないと言われ。忙しい人でも隙間時間に情報収集ができるということで、実際にそれが便利という人も沢山いるでしょうけど。文字を読むのが得意な人とか、音声を聴いている時間すらないというか、より多くの情報を求めている人にとっては、音声すら時間がもったいないと感じる人もいるのでは?
知りたい情報を探すのも大変だし、話しの要点になるまで聴いてなきゃいけなかったり。例え耳だけと言っても、その耳を20分取られてしまうのか。目は使うけど、20分の内容を、それこそ文字を読むのが早い人なら3分程度で理解することもできるでしょう。そうすれば、その人にとっては20分あれば7種類程度の情報を得ることができる。

使い分けが必要

音声配信者がこんなことを言うのはどうかと思いますが。正直言うと私も音声で情報収集するということをあまりやらなくなりました。もちん好きなパーソナリティさんの放送は聴いていますけど。いつしかそれほど重要視しなくなっている自分がいます。やはり、その人の考えを吸収したいなら本を読んだ方がいいし。要点がまとめてある記事などを読んだ方が早い。
とはいえ音声がよくないというわけではないので、今後も続けて行きますが。音声ながではの発信と合わせて文字での発信もしていかないとダメだなと。

私はスノーボードの仕事をしているので、スノーボーダー向けに発信していると思われがちですが。スノーボード業界で働く以上は、「スノーボードの普及」ということも考えなくてはいけません。なので、スノーボーダー以外の人にも見てもらいたいという気持ちで発信をしています。そうなると、少しでも多くの方に届けることができる文字もこれからはちゃんと力を入れていかないとダメだなというのが結論です。

ようするに音声を聴いてくれているということはその時点でもうファンということですよね。じゃなきゃ聴かないと思います。(私もそう)
だから使い分けとしては、音声の場合はすでに自分のことを知っていて、ある程度理解してくれているという前提での発信を心がける。

文字は、新規獲得。私の想いや考えを伝え共感してもらえるように心がけながら端的にまとめるというのが必要かなと。

これが3年間音声配信に全部りした結果、いま思ったことでしょうか。


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