「ノーアイロン」の時代がやってくる?ワックスだけじゃなくソール材も進化している

こんにちは。
スノーボードの仕事をしている名取です。
ブログではスノーボードに関する情報や仕事のこと、そして日々思ったことやプライベートなことも書いています。
そして、「DOMINATOR WAXアドバイザー」なんてこともしているので、今日もドミネーターワックスのお話しです。
昨日のブログと繋がってくることもありますので、まだ読んでいない方はこちらもどうぞ。

「液体ワックスは作らないの?」 〜 新商品 / 純競技用ペーストワックス紹介 〜

アイロン使っている人ってどれくらい?

昨日のブログでも触れたように、ドミネーターワックスでは以前から「ノーアイロン」を掲げて、ペーストワックスにも力を入れてきました。
やはり誰もがアイロンを使ったワクシングができるわけではないですし。というか、アイロンを使ってワクシングをしている方ってスノーボードとスキー、スノースクートなども合わせた、全ウィンタースポーツ人口のうちでどれくらいいるのか?
私のまわりだと、本気で楽しんでいる人が多いので感覚的には半分以上の人はアイロン使ってやっているのではないかと感じますけど。一般的なというか、そこまでガッツリやっていない人の方が圧倒的に多いわけで。そう考えると、アイロンを使ってメンテナンスしている人は全体の1割程度か、それよりも少ないんじゃないかと思います。
そう考えると、需要的にも簡易的にできるワクシングというのも重要になってきますよね。

ソール材も進化している

とはいえ、やはりノーアイロンとアイロンを使ったワクシングの効果の差は明らかで。ペーストワックスでも同じような滑走性を瞬間的に出すことができたとしても持続性ということで言えばアイロンにはかないません。

しかし近年は事情が少しづつ変わってきているようで。ワックスも進化していれば、「ソール材も進化しています」
これはまだそこまで普及しているわけでもないですし。じゃあどのソール材がそうなのかとか、効果がどれほど違うのかハッキリしているわけじゃないので具体的に説明できませんけど。ワックスの浸透率が高くそこまで熱をかける必要がない、というソール材が出てきているという話しです。

例えば、これまではベース作りするとなると。しっかりとボードまで温めて浸透させるというやり方でしたが。今後は、サッとアイロンすればOKみたいな感じになるかもしれないということです。
それだけでもいままでの作業を考えたらものすごく楽ですよね。

擦り込むアイテム

この「ノーアイロン」という考え方は、ソール材の進化がどうのこうのというだけじゃなく。単純に作業性だったり、あとはアイロンを使えばワックスのカスが沢山出る=無駄遣いをしている。ということにもなりますし。当然ながら使わなくてすむならそれに越したことはないです。でも現状はアイロンの方が効果が高いので仕方なくやっているという部分もあるじゃないですか。

そこでいま、世界的にもブームになりつつあるのが「ワックスを擦り込むためのアイテム」
例えば、こんな感じで。

この動画で着使っているものは、実際に触ったことありませんけど。使ったことのある人に聞くと、「硬いゴムみたいな感じだった」とか。
このように、これまではコルクや硬いスポンジで擦り込むというアイテムはありましたけど。それの進化版というか、もっと効率よくワックスを擦り込むためのアイテムが色々と出て来ているようです。

国際大会では以前から使われている

特にオリンピックや大きな大会では、サービスマンの役割も重要です
。板がスムーズに走るかどうかで選手の成績に大きく関わってきますし。もっと言えば選手の人生にも関わってきますから。
そうなると、刻一刻とコンディションが変わり。その場の判断ですぐにワクシングをしなくてはいけない場所でアイロンを使ってのんびりワックスをしている暇はなく。固形ワックスを生塗するとか、ペーストワックスを使うなどして対応しているようです。

なのでアイロンを使わなくても効果の高いワクシングをすることが可能ではあるけど。さきほども言った通り、持続性ということで言えば問題があります。

ただこうして、ワックスも進化し、ソール材も進化していけば。今後は一般的にもアイロンを使わなくても十分なワクシングができる日がくるかもしれませんね。
期待しましょう。


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