この記事は音声メディアVoicyを元にしています。
【#1009 挑戦し学び続けている人がプロ】
今日は先日開催された、新しい漫才の賞レース「THE SECOND」の感想なんかをお話ししつつ、Voicyさんのハッシュタグ企画「プロ意識」も合わせてお話したいと思います。
■ THE SECOND
私はお笑いが好きで、賞レースなんかもM-1、キングオブコント、R-1、THE Wなど欠かさず見ていますし。生のライブなんかも機会あれば行っています。単純に楽しくて好きというのもありますけど。お笑いから学ぶべきことも沢山あります。
それではまず、THE SECONDが何かよくわからない方のために説明しますと。漫才として大きな賞レースというとM-1グランプリになると思うのですが。M-1の出場資格はコンビ結成から15年目までなんですよね。なので、15年以降になってしまうと出場資格がなくなってしまう。
そうすると、15年目以降の芸人さんの目標が無くなってしまうとか。それまで良い結果が残せなかった悔しい思いをぶつける場所というか。その名の通り「セカンドチャンス」の場所みたいな感じでスタートした賞レースのようです。
なので、本来の趣旨としては、なかなか売れずにくすぶっている芸人さんへのチャンスを提供するような大会になるのかと思いきや。もう十分売れているんじゃないの?と思うようなベテラン芸人さんまでエントリーしているというのがすごいなと思って。
■ 最終決戦
決勝戦の内容をひとつひとつ説明していると長くなるので。最終決戦のことだけ言うと、マシンガンズとギャロップが残り、ギャロップが優勝したんですけど。個人的にはマシンガンズの方が好きだったかなー。
特に今回の大会は一般審査ということで、会場に来ているお客さんが全てジャッジをしたわけで、この辺も色々あったんだろうな、なんて思いつつ。
ギャロップの方はまさに正統派という感じで、もちろん面白かった。そしてマシンガンズの最終決戦はほとんどアドリブだったんじゃないか?なんて言われて、それで評価低かったみたいですけど。でもそれはそれで、アドリブであそこまでまとめられるというのもある意味ベテランの技術なんじゃないかと。そんな感じの意見もネット界隈で言われていたみたいです。
とにかく、みんなベテラン感がすごくて立ち振る舞いがとてもスムーズ。私はテンダラーも好きなので応援したましたが、残念ながら1回戦で負けっちゃいまして。ただもう、「上手すぎて笑えない」みたいな。あまりにも漫才の流れがスムーズすぎて、そっちに関心がいって笑い忘れちゃうみたいなね。
あと、有名なコンビと言えば。スピードワゴンとか三四郎とか、この辺はお笑い見ない人でもテレビとかバンバン出てるので知ってるでしょう。
だからそう言った意味では、「なんでわざわざ出てくるんだろう?」なんて思いますよね。もちろんご本人たちの意思で色々な思いがあるのでしょうが。はたから見れば、すでに売れてるし、収入だって安定されているでしょうし。別にここで勝負しなくてもいいんじゃない?なんて思いますけど。
他にも予選敗退してしまったメンバーさんか見ても、すでに売れているでしょう芸人さんたちが沢山出てて、それが凄いなと思いました。
だって、もしかしたらマイナスイメージになることだってかるかもしれないじゃないですか。テレビで活躍している姿は見ているけどネタはみたことない人もいると思う。それで、ネタ見たら大スベリしてるとか、全然面白くないなんて思われる可能性だってあるわけだし。
それでもこの大会に向けて新ネタ用意したり、ライブにまた沢山出るようにしたりして挑んでいるコンビもいたみたいで。本当に関心します。
■ プロ意識
私にとって余計に共感したというか、感動したのが。出場していた芸人さんたちと、私も同世代なんですよね。
世間では、40代、50代くらいになれば、会社でもそこそこの立場になって。「現状維持でいい」みたいな感じで、変化を恐れて新しいことに挑戦しなくなったり、失敗を恐れて面倒なことは避けるようになったり。そんな人、多くないですか?
そんな中、THE SECONDでは、すでに現状維持でもいんじゃないかと思うような、売れている同世代の芸人さんたちが、こうして真剣に取り組んで挑戦している姿を見て感動しました。
そして、ここからVoicyさんのハッシュタグ企画でもある「プロ意識」という話題に切り替えると。
プロって何なんだろう?何をもってプロと言うんだろう?
そう考えた時に思ったのが、
『挑戦し学び続けている人がプロ』
これだと思います。
現状に満足していまの自分よりも進化しようとしない、失敗を恐れて新しいことに挑戦しない。
それはプロとは言えないんじゃないか。そう思うわけです。
「プロ」って聞けば、プロスポーツ選手がパッと思い浮かぶかと思いますが。スポーツ選手だって、プロになって満足していたらお終いで。プロになってからも日々努力をして、新しいことを学び挑戦し続けることがとても大切だし。
社会人でも、その職についてお金をもらっている以上は、その道の「プロ」なわけで。サービスを提供している以上は、学び進化する必要がある。
それを怠っておきながら、「プロ」とは言えないですよね。
■ スノーボードプロショップ
スノーボード界で「プロ」と言うと、「プロスノーボーダー」や「プロスノーボードショップ」なんてのが頭に浮かぶと思うのですが。じゃあ、「プロスノーボードショップ」って何をもってプロショップなのでしょうか?
ということは、あまり表立って言うと問題があると思いますので、、、
Voicyの有料放送で話したので、興味ある方はこちらで聴いてください。