モノがどうやってできているのか、しっかりと説明することが必要だと思います。

今週、パイオニアモスさんへ23-24モデルの最終打ち合わせに行きます。
23-24モデルということは、1年半後の2023年11月頃からユーザーさんの手元に届くボードということ。

いまから1年半先を予測してモデルやデザインを決めるのはなかなか大変だけど。これはスノーボードに限らずブランド作りというのは何でもそうでしょう。

ちなみに、FOSSIL SNOWBOARD製造の流れをザックリと簡単に説明するとこんな感じです。

・22年3月 22-23モデルの生産数を確定
・22年3月~11月 22-23モデル製品生産
・22年7月 23-24モデルデザインや仕様の確定 ※いま
・22年11月頃~22-23モデル店頭に商品が並びユーザーさんへお渡し
・23年1月 23-24モデルを各サイズ数本ずつ完成
・23年1月~ 23-24モデル試乗会
・23年3月 23-24モデルの生産数を確定
・23年3月~11月 23-24モデル製品生産
・23年7月 24-25モデルデザインや仕様の確定
・23年11月頃~23-24モデル店頭に商品が並びユーザーさんへお渡し
・24年1月 24-25モデルを各サイズ数本ずつ完成
・24年1月~ 24-25モデル試乗会

毎年こんな感じの繰り返しになっています。
うちでこのペースということは、大きなブランドや本数が多いモデルなどはもっと前倒しで決めています。

企業努力が足りない?

これはいまスノーボードに限らずだと思いますが。よく「注文が早すぎる」とか「欲しい時に変えないのは企業努力が足りない」と言う人がいます。
スノーボードも、
欲しい時に買えないなんておかしい!
なんで半年も前に予約しないといけないの!?

その言い分も重々わかります。

確かに自分が欲しいと思った瞬間に商品が無いのはテンションがさがり、欲しいという気持ちが無くなってしまいまいす。
だからこそ企業はそうならないように努力してきました。

しかしスノーボードも20数年前と違い、店頭にボードを並べれば飛ぶように売れる時代ではありませんし。特にコロナが来てからはスノーボードメーカーも材料が仕入れられない、製造ができない等の問題があり販売数も限られています。

さらに、
大量にモノを作ることに対しても良しとされていません。

買回り品など年間通して使うものであれば、つねに準備しておく必要があります。
しかし、スノーボードは季節ものであり、主に販売できる時期というのは、年間通して12月~2月頃までのわずかな時間だけです。
ではその3ケ月間だけのために、売れるかどうかわからないボードを大量に作って準備しておくのが企業努力なのでしょうか。
おそらくいまそんなことに力を入れている企業はありません。

でも多くの不満を持っている購入者の気持ちも重々わかると言ったのは。

企業も、モノがどうやってできているのかしっかりと説明することが必要だと思います。
そこが分からないから不満がでる。
そして、情報をキャッチしたうえで、モノを買う側も考えていかないといけないのではないでしょうか。

ボードがどのように製造されているのかVoicyで解説していいますので、こちらをどうぞ。

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