本業はスノーボードですが、ブログではたわいもない事や好きな事をツラツラ書いています。
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◆プロセスエコノミー
いま話題になっています、『プロセスエコノミー』読みました。
ザックリ説明すると、商品やサービスを完成してからみせるのではなく、完成するまでの過程を見せよう、って事です。
それで、確か5年くらい前に、高校サッカー監督の本を読んだ時に出て来た印象深い一節があり、よく色々な場所で話すので、今回こちらにも抜粋しておきます。
~~~本より抜粋~~~
「本を沢山読み感性とボキャブラリーを磨く事は凄く大事な事」
しかし、「本を読んでから行動を起こすのは意味が無い」
要するに「〇〇を成功させる方法」みたいな本を読んで、「よし、じゃあ俺もやってみよう」というのはもう遅い。
それはもう人がやっている事だから今更やってもすごくもなんともない。「だから、本を読んでから実践する人は成功しない」
『読書とは確認作業』
すでに実行している人が、あとから読んで『私もやっている』と振り返ること、それが本を読むことの意義です。
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もう完全に納得ですよね。
だから今回の本で言えば、これを読んで「これからはプロセスエコノミーだ!」と、言うのは遅いという事です。
ちなみにそれで言うと、「私もプロセスエコノミーやっています」(笑)
FOSSIL SNOWBOARDなんかはまさにそうで、開発やテスト段階から公開して、みんなにボードテストなんかも手伝ってもらっているし。
別にやっているからすごいだろとかそういう事を言いたいわけではなく。そもそも、プロセスエコノミーをやっている人は沢山いて。
例えば、工場見学なんかもある意味プロセスエコノミーですよね。作っている姿を見せて、そこで愛着を持ってもらう事で販売につなげるという。
「もうやっている人沢山いるよ」と、おこの本が面白くないとか否定しているのではなく。それを丁寧にまとめてくれているので、私としてひはとても面白かったです。
でも、こうして新しい言葉が生まれた事ではじめて認知した人がいて。しかも、それに対して「邪道だ」とか「裏(努力している姿)を見せるのはカッコ悪い」なんて意見があるみたいですけど。
いまその議論をすること自体が、もうだいぶ遅れてしまっているよ。
ということです。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
この本についてはVoicyでも話していますので、こちらからどうぞ。