ボードの違いは、分かりにくい。
最近はめっきりしてませんけど、前にゴルフを少しやってた事がありまして。
父親がゴルフ好きなので、おさがりを借りたり、中古で安いのを買ってみたり。
でも、自分で買ったとは言え、種類やら性能の違いやらありすぎて何を選んでいいのか全然わからないので、なんとなく買ったって感じ。
それでもプレーはできますが、上手く当たらないし、真っすぐ飛んだり飛ばなかったりで成績も上がらない。
それでお店に行って、相談してから最新のクラブなんかで試し打ちさせてもらうと。
今までと同じように打ってるつもりでも、なぜか真っすぐ飛ぶし明らかに飛距離も全然違う。
他のクラブと何がどう違うのかわかりませんけど、初心者でもハッキリとその違いがわかる。
それに飛距離や成績は数字でも結果が出るし。
これだけハッキリと違いがわかれば、誰でも納得できますよね。
だから、ゴルフは道具が大切だって事が当たり前のように浸透できているんじゃないかと思ってます。
そして、スノーボードのお話し。
スノーボードも種類や性能が沢山あって、違いを理解するのが大変ですよね。
だから私のゴルフクラブと同じで、なんとなくで買っちゃう人がほとんどだと思います。
でも、スノーボード場合は、
例え量産タイプの安いボードだろうが、きっちり1本1本丁寧に作っているボードでも。
斜面を降りる事ができるんですよ。
リフトに乗って、斜面の上に行けば極端な話しソリでも滑って降りてこれるわけですから。
同じような形していて、サイドカーブとエッジが付いてればどんなボードであろうと、それなりに滑って降りて来る事はできます。
どんなボードでも滑れちゃうので、
「どのボードを選んでもたいして変わらないでしょ」
と、道具の違いになかなか気づいてもらえないんだと思います。
≪ゴルフ≫
道具が悪い=真っすぐ打てない、飛距離が出ない
道具が良い=真っすぐ打てる、飛距離が出る
ハッキリ違いを感じる事が出来る。
≪スノーボード≫
道具が悪い=滑って降りれる
道具が良い=滑って降りれる
あまり違いが感じられない。
ゴルフのようにハッキリと違いがわかれば、納得してもらえるでしょうけど。
あまり違いが感じられないなら、正直どんなボードでもいいと思います。
なので、いつも言っているように「ボードにもはっきりとした違いがあります!」
そう言ったところで、それを感じてもらえないのであれば仕方ないんです。
でも、
やっぱり自分たちは違いが分かっていて、ちゃんと理解してもらえた方が楽しいというのも分かっているので。
この違いどうやって伝えて、感じてもらうか。
そこが難しいんです。
スノーボード講習会のおさらい
今日は栃木県よりお越し頂き『スノーボード講習会おさらい+特別講習』
こちらの方はちょうど1年ほど前に『スノーボード講習会』をご利用頂きまして。
それまで試乗会というものの存在すら知らなかったけど、この講習会をきっかけに興味を持ち。
今シーズンはFOSSILの試乗会にも来てくれたし、それ以外にも色々なメーカーの試乗会に参加したようです。
「講習会で聞いた話を元に色々なボードを試乗したら、違いが分かって楽しかった」と言ってくれて。
いつも講習会では「セットバックの位置で、滑る時の意識を変えた方がいいですよ」
なんて事も話しているんですが。
「それが実際に比べてみてすごくよく分かった」
と、言ってくれたので、私としても本当に良かったです。
ちなみに「セットバックの位置で」というのは。
私はボードを乗り換えた時に、セットバックが-0cmなのか、-1cmなのか、-2cmなのかをすごく意識しているし。
それによって乗り方も変えてる。
というお話しです。
そして、色々なメーカーや形状のボードを乗り比べてみるとまた疑問が生まれてきますよね。
そこで、今日は『スノーボード講習会』のおさらいをしながら。
「いまいちよくわからなかった」という、ハンマーヘッド形状のボードについてもその仕組みなんかを追加で説明。
それで、
今日も『スノーボード講習会おさらい』をやってみて思ったんですけど。
やっぱり忘れちゃうんですよ!!
結構重要なポイントでも「あ、それ忘れてました」なんて事がちょいちょいありまして。
でも、1回の講習会で全て覚えるなんて事は無理なので、もちろんそれは仕方ない事です。
だからこそ、昨日のブログでも書きましたけど。
『スノーボード講習会』を利用してくれた方へのアフターフォローを考えているわけです。
この件については、また改めて。
特別講習
そして、ここからが今日のメイン。
毎度毎度の事ですけど、
みんな凄くビックリします!!
「ボード1本作るのにこんな手間がかかっているの?」って。
まさに衝撃映像を見てるような、唖然としちゃう姿がちょっと面白いです(笑)
でも、そーなんですよ!!
1本のボードが出来上がるまで、どれだけ緻密に設計を考えているか、どれだけの人が加わり作業をしているのか。
そして、1本1本をほとんど手作りで作っているんです。
だからこそ!!
これだけ手間をかけて作っているボードが、
「どのボードを選んでもたいして変わらないでしょ」
と、言われるのが悔しいんですよ!!
だからこそ!!
『スノーボード講習会』をやり続けているし。
『特別講習』をもっとみんなに利用してもらいたいんです。
そして、
ここまでしないと「ボードの違い」を伝える事ができないと思ってます。
そして納得した上で滑った方が楽しいのは間違いないはずです。
少しでも興味がある方はぜひご利用ください!!
それでは本日はここまで。