寿司職人をしている地元の友人がいます。いまは都内でお寿司屋さんをやっていて。メニューは「お任せ」のみ、その日一番良いものを良い状態で出してくれるというスタイル。
やや高級なお店にも関わらず毎日予約がいっぱいで、早く予約を取らないとなかなか希望通りに行く事ができない人気のお店になっています。
ただここまで来るには紆余曲折あり、彼と寿司についての話を聞くと「良いものを良い状態で食べて欲しい」という想いが伝わる。
私はあまり寿司に詳しくはないけど、寿司の良い状態と言えば握りたてをすぐに食べること。だからカウンターで職人さんが握ったものを手渡ししてそのまま食べるというのが一番良いという。
さらに、シャリの量とネタのバランスが大切らしく、一般的によくあるお寿司と比べてネタは小さい。ネタが大きくてもダメだし、シャリが大きすぎてもダメで、ほどよいバランスが口の中で美味しさを感じるという。
しかし、大手チェーンのお寿司屋さんでは「デカネタ!」などと言って、ネタがお皿いっぱいにのっているものを出し。
お客さんも「わー!すごーい!」と驚き、これでこの値段!?なんて言って食べているけど、職人からしてみると邪道らしい。
やはりネタの大きさと、シャリのバランスが大事だと。
にも関わらず、ほとんどの人はネタが小さいお寿司を見ると、「ネタ小さっ!!」とか、「あれであの値段はぼったくりだ!」などと言ってしまう。
大衆受けするものの方が評価されて、本当に良いモノが伝わらないというのは、聞いていても悔しく思います。
■こだわり
先日のブログで書いたように私もスノーボード作りにはこだわりがあります。
スノーボードの場合はどのように楽しむかは人それぞれなので、大衆向けがダメということはないけど。でもやはり大衆向けの方が評価されるのはなんだか悔しい。
私だってもう20年もボード作りをしているわけで、どういったボードを作れば多くの人に好まれるとかはよく分かっているし、大衆向けのボードを作れないわけではない。
でもやはり、私が思う一番良い状態でスノーボードを楽しんでほしい。
だから設計にはとことんこだわるし。バインディングのセットは必ず推奨スタンスポジションに付けてくれと言っています。
そうなると乗れない人が出てくるし、もっとああしてくれ、こうしてほしいなどの意見もある。でもそれを受け入れていたら自分の理想や本当に良いものとはかけ離れてしまう。
デカネタが一般受けするように、スタンス幅の自由があった方が受けるのは分かる。確かにその方が許容範囲が広がり、多くの人に好まれるかもしれないけど。やはり私の好みではない。
あくまでも好みでないというだけで、否定しているわけではないので勘違いはしないでください。当然、万人受けするボードだって必要だし、理由があって自由を持たせている場合もありますから。
ただ、私なりにこだわりはあるということだけは覚えておいてほしいです。
ぜひ試乗会で体験してみてください。
次回の試乗会スケジュール
◆2025年2月16日(日)・17日(月)
栃木県・ハンターマウンテン塩原スキー場
※ショップ主催試乗会ですがどなたでも試乗できます。
事前予約はスノーボードショップHOMEまで
◆2025年2月18日(火)・19日(水)・20日(木)
群馬県・川場スキー場
※当日受付にてどなたでも試乗できます。
以降も試乗会予定していますので、決まり次第お知らせします。
試乗会情報はこちらでも
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