いまの世の中、商品はクオリティが良いのは当たり前。
飲食店も昔は、「あそこのお店不味くない」というところがあっても潰れることなく営業をしているお店があったし。
電化製品でもすぐに壊れてしまうような全然使えないものもあったし。
でもいまは不味いお店は無くなり、すぐに壊れてしまうような製品もなくなった。
好みはあるかもしれませんけど、基本的にどこへ食事に行っても最低限の味は確保されているし。
電化製品もいまや横並び状態で、クオリティの差はわずか。
ようするに、品質が良いのは当たり前になってきている。
じゃあ、メーカーはどこで勝負をするのか?
ということで、最近は「ブランドのファンになってもらう」とか「プロセスエコノミー」なんかを重要するメーカーが増えています。
■情報がなかったから
以前からブログ等でよく言っていますが。
スノーボード業界には「スノーボードバブル」と言われる時代があり。
1990年前半から1998年をピークに、爆発的なスノーボードブームがありました。
そこそ当時は「スノーボードの形さえしていれば何でも売れた」と言うくらい、誰でもがスノーボードのクオリティなんか気にすることがなく。
スノーボードの形をして、バインディングを付けることができて滑れたらそれでOKだった。
しかし、さきほどの飲食店や電化製品、そしてスノーボードも同じく。
いまは情報すぐに広まるようになったことによって、クオリティの差も明確になり誰もがそれを理解することができるようになった。
だから比較する対象(情報)がなかった昔は、不味いお店だろうとお客さんが入るし、すぐに壊れてしまう電化製品だろうと売れたし。
それこそスノーボードの形さえしていれば何も考えずに多くの人がボードを購入していた。
■心配です
いまや「クオリティが良いのは当たり前」というこの時代に、スノーボードはどうだろうか?
正直言えば、工場ごとのクオリティの差はかなりあります。
とはいえ、もちろん私もメーカーや工場の事情もある程度は理解しているのでクオリティが悪いのが全てよくないとも言い切れません。
例えば、特殊な形をしているものであれば、「クオリティは落ちるけどあそこの工場でしか作れない」みたいなことがあります。
これにかんしては、ある程度は仕方ないと思います。
その代わり他にない特殊なボードという付加価値を付けることができます。
ただ、「あその工場で作った方がクオリティは落ちるけど原価を安くおさえられる」という理由の場合は厳しいのではないかと思う。
クオリティの悪さを担保するだけの付加価値があれば別ですが、そうでないのであれば、この情報社会ではアッという間に噂が広がりブランドイメージが悪くなってしまうのではないでしょうか。
それが心配です。
ということをもっと具体的に、表では話せないようなことを収録した放送がありますので、興味のある方はこちらから聴いてください。
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