スノーボードが盛り上がるにはどうすればいいと思いますか?

YouTubeのライブ配信を使って毎週木曜日の21時から「スノーボーダー向け何でも相談室」というのを続けています。
これをはじめたきっかけは、勉強のためです。
スノーボードの仕事をしている以上、いまみんながどんなことを思っていて、何に疑問を持っているのか。それを知ることで私自身とても参考になることがある。
それとこうしてライブで質問を頂きながらその場で回答していくというのは、かなりの経験値がないとできることではない。いちいち回答に詰まっていたら、「この人たいしたことない」と思いますよね。
だから普段から色々なことに気を使い、何が起きても動じない落ち着いて話すというトレーニングにもなります。
だから私はいつも1000本ノックを受けるような気持で挑んでいます。(ちょっと大げさかな笑)

よかったらぜひ参加してください。
毎週木曜日21時からです。

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そんな中、先日のライブ配信で「スノーボードが好きなのでもっと盛り上がってほしいと思っています。名取さんはスノーボードが盛り上がるにはどうすればいいと思いますか?」という質問を頂きました。

まず「スノーボードが盛り上がる」というのは人によって物差しが違うと思います。仲間内で盛り上がればいいという人もいるでしょうし、自分が楽しむことができればそれでいいなんて考える人もいるでしょうし。

とはいえ、私に質問したということは業界として「スノーボードが盛り上がるためには」ということだと思います。

そしてこれに関しては以前から思っていたことがあるので、即答させて頂いました。

スポーツとしての側面と「観る人をどれだけ増やせるか」

だと思っています。

そしてこのことについては、2年前に発売した『SNOWBOARD2.0』という書籍の中で書いてあったので、その場で少しだけ紹介させてもらいましたが。せっかくなので書籍の文章をそのままもう少しだけ紹介したいと思います。

 

以下、「まえがき」より

スノーボードがオリンピック競技になったのをきっかけに、「遊び」なのか「スポーツ」なのかということが議論されるようになり。
遊びだからそんなにちゃんとやる必要はない、むしろアンダーグラウンドなスノーボードがイケてるから真面目にやるのはカッコ悪いという人もいる。

確かに、スノーボードは「遊び」の中で生まれ、スキー場では正統派のスキーに比べて、ワルのスノーボードに憧れてはじめた人も多いだろう。
少なからず、30年近く前は私もその姿に憧れた。

その文化的背景をみれば、遊びと定義されるのかもしれないが。こうしてオリンピックの正式競技となり、選手たちは必死にトレーニングを積み、勝つことを目標に頑張っている。
それを単に遊びと言っていいのだろうか?

もうひとつスノーボード業界の将来を考えたとき、業界として遊びだけで成り立たせることができるだろうか?

遊びの王道だったテレビゲームも、プラットフォームである本体やソフトが売れなくなり。「Eスポーツ」という競技を活性化させることでプロゲーマーが誕生し、その戦いを観るファンが生まれ業界が盛り上がっている。

麻雀も同じく、遊びでありギャンブルという悪いイメージだったものを。「脱ギャンブル」を宣言し、「頭脳スポーツ」を掲げて「Ⅿリーグ」を設立した。
それにより「見る雀」というファンも増えると、同時にプロ雀士の収入も増え、いまではとても盛り上がっている。

では、スノーボードはこのまま「遊びだから真剣にやる必要はない」と、ワルを気取っていて大丈夫だろうか。

日本に数百人いる「プロスノーボード」の資格を持っている人で、収入がある人はごくごくわずか。スノーボードだけで生活できるのはオリンピックに出場しただけでも難しく、メダルを取ってやっと、というところでしょう。

そのような競技に誰が憧れて必死に練習するだろうか、誰がスノーボード業界に憧れて仕事をしたいと思うだろうか。

SNOWBOARD2.0より

ということです。
ちなみに私が書いたこの『SNOWBOARD2.0』は、「2.0」なんていうバージョンアップを意味する名前を付けたので、「スノーボード業界改革論」的なことを書こうと思ったんですけど。「そもそも誰が言ってんだ!」とおりをうけるのではないかと思い(笑)
まずは自己紹介を兼ねた自叙伝的な内容になっていて。それこそ前半部分はスノーボードとまったく関係のない私の子供の頃の話をしています。
ただ後半ではスノーボード業界に入ってからの話を事細かに書いていますので、私がこの業界に入ってから現在に至るまでの様子は知って頂けると思います。

では本題に戻ります。
もちろんスノーボードでこういうことをしようと思ったら障害はいくつもあるだろうし。もちろん多くの人の協力が必要になるので、私みたいのが一人で夢を語ってもできることなんてほとんどない。

でも、何もしなきゃはじまらない。

それもあって、まずは私の考えに共感してくれる人とつながりたいと思い、オンラインサロンを作ったのです。
これがどこまで成長して、今後どんなことができるかは未知ですけど。まずはやれることをコツコツやるまでです。

リアルコミュニティと比べ、少し覗いてみることができて簡単にやめることができるのがオンラインサロンのいいところです。
まったく誰にも気を使うことがないので興味のある方はまず覗いてみてほしいです。

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