こんにちは。
スノーボードメーカーとしてボードの企画、開発、運営をしたり。コミュニティサロンを運営したり。DOMINATOR WAXアドバイザーなんてこともしている名取です。
ブログではスノーボードに関する情報や仕事のこと日々思ったことを書いています。
名取は何してる?
先日、私の地元友人から連絡があり。「名取が運営しているサロンてどういう風にやってるの?」そして、「サロン内での発信てどれくらいの頻度でしているの?」という質問がありました。
その友達は自営で美容系の仕事をしていて。オンラインを使ったセミナーのようなことをしようか検討しているので、すでにオンラインで色々なことをしている私に聞いてみようということだったようです。
それで思ったのが。やっぱりオンラインサロンというと、サロンオーナーがつねに情報発信をして、何か特別な情報を教えるとか、勉強会をするとかそういうものだとイメージするんだなと。
確かに、私はDMMサロンに運営を任せていますけど。他の人のサロンページなんかを見るとだいたいそんな感じですよね。サロン内だけの特別な情報とか、週に何回セミナーを受けれますとかそんな感じで。
でも、最近ブログでも散々書いていましたけど。私が運営しているスノーボードサロンは「コミュニティサロン」なので。私から特別な情報が得られるとか、定期的に何かしているとかそういう場所ではありません。
とはいえ、ある程度は他では出せないとか、先行で出している情報もあるし。あとは、私がスノーボードメーカーをしているので、その辺の情報はかなり先行でお知らせしているので、「スノーボードメーカーってこういう流れで仕事してるんだ」なんてことを知れるとか。その辺はそれなりに楽しんで頂けるとは思いますけど。
でも別にそれを売りにしたくはないので、特にその辺を押しているわけではありません。
だから、「サロンのために名取はなにをしているのか?」と聞かれたら
「特に何もしていない」というのが答えです。
なので、友人から「どうやってサロンを運営しているのか?」質問されたとき、「俺は何もしてない」と答えました。
管理人はでしゃばらない
とはいえ、ちょっと極端に表現をしているだけでこれにはちゃんと理由があります。
このサロンを立ち上げた当初は、それなりに「こうなったらいいな」という理想はあったけど、何からはじめればいいのかわからない。それで、自分も他のサロンに入って、色々なやり方をマネしながらあの手この手で発信も沢山していたけど。
ある頃から、「これじゃダメなんじゃないか」と思うことがあって。
ようするに、私は「コミュニティ」を作りたかったわけで。同じ趣味嗜好のスノーボーダーが集まれば、面白いことができるだろうし、新しいことにも挑戦できるのではないかと。そして、みんなも沢山の仲間ができて、スノーボードをより楽しんでくれたらいいな、そんな想いで作ったわけで。
だからここはあくまでも「コミュニティスペース」なので。誰がリーダーとか、誰かが指示を出して動かすとか、そういう感じにはしたくない。
とはいえ、誰かが管理しないと成り立たないので。その役割を私がやっているという、「管理人」みたいなものです。
マンションとかにいる管理人だと思ってください。
マンションの管理人さんは住人たちの意見を聞いたり、何か不備がないか気にしたりして、みんなが過ごしやすい環境を作るのが役割じゃないですか。まさか、管理人さんがでしゃばって住人達に指示を出して引っ張っていくなんてことしませんよね。そんな感じです。
名取が稼働しないと成り立たないコミュニティは弱い
管理人さんというのはまたちょっと表現が合っているかわからないけど。
ようは、「名取が何かしてくれる」という期待をしてほしくないということです。
再三言いますけど、私はコミュニティを大きくしてみんなが楽しめる場所であり、人が集まることで新しいことにも挑戦できる場所。それは私だけでなく、メンバーさんの中でも何かに挑戦したいという人がいれば応援できる環境を作り上げたいのです。
そうなると、
「名取が稼働しないと成り立たないコミュニティは弱いな」
そう思ったわけです。
名取が稼働し続けないとこのコミュニティは成り立たないって、いつか限界が来るじゃないですか。それこそ、私に何かあった場合どうなるんだろう?せかっく仲間が増えてメンバーさんも楽しんでくれているのに、私一人のためにこのコミュニティが無くなってしまうのはもったいないし、みんなにとっても申し訳ない。
だから、究極を言えば。
「名取が死んでもこのコミュニティは残り続ける」みたいのが理想だなって。これを目指したいと思ったわけです。
それって、情報を売りにしたレッスン型のサロンでは絶対に無理じゃないですか。情報が欲しくて入ってきているのに、その情報を発信する人がいなくなったらそのサロンはお終いですよね。
だからそういう意味で「名取が何かをしてくれる」という期待をして入ってきてもらっても続かないし。そういうサロンにはしたくないと思っているから、あえていまは「何もしてない」と言うようにしています。
トップダウンじゃコミュニティは大きくならない
今日のブログの内容に関しては先日Voicyでも話していまして。
音声放送チャンネル「名取 崇史 Takafumi Natori」の「#1082 トップダウンじゃコミュニティは大きくなら…
それで、ちょっと自分でもビックリしたんですけど。この放送をした日に、甲子園で高校野球の決勝戦があり慶應高校が優勝。そして、慶應の監督さんの練習方針等が色々と話題になりましたよね。
そこで、監督さんが言っていたのが。「あまり指示を出し過ぎないようにしている」とか、これまでは「俺の言う通りにやれ」という方法が当たり前だったけど、それはやはり指導者のエゴです。と言っていました。
これってコミュニティにも当てはまるなと思って。
誰かが一方的に引っ張って行くんじゃなくて、みんなが自主的に動ける環境を作ることの方が大切で。その方が強いチーム=強いコミュニティが作れるということですよね。会社とかでも、ビジネスシーンではよく「トップダウン」なんて言われていますけど。社長のいう事が絶対で部下は指示に従えみたいな。でもそれじゃあその会社は社長の力以上の成果は出せないし、大きくもならないですよね。
別に私はスノーボードサロンの指導者でもなければ社長でも無いですけど。一応、私の作り上げたコミュニティ(チーム)なわけで。このチームを強くするにはトップダウンじゃ強くならないし大きくならない。
いま、そこに行きついたわけです。
全国のスノーボード好きが集まるオンラインコミュニティ。
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