「スノーボードの板って寿命どれくらいですか?」と聞かれたとき。
必ず言うのが、
「折れない限りは一生使えますよ」っていいます。
本当30年経とうが40年経とうが、
折れてない限りは滑れない事はないですよね。
ただ、板ってどうしてもへたって来るので、
自分がどこまで満足できるかになってくると思うんです。
例えば、競技をしてたりとか真剣に上を目指してる子たちとかだと、
やっぱり1シーズンぐらいでもへたってきて、
ちょっと返しが弱くなっちゃったりとかするし。
キッカーとかフリースタイルだったら反発が弱くなると
ハーフパイプの飛び上がる時の伸びが、どうしても弱くなっちゃいます。
なので常にへたっていない板にしとかなきゃいけない方もいるかと思います。
「何日ぐらい滑ったら?」みたいなこともよく聞かれるんですが、
その人の体重によって板にかかる圧力って全然変わってくるだろうし、あとはどういう滑りをしているかにもよりますよね。
一般的に「へたる」って言ったら、キャンバーです。
板がへたってくると、キャンバーがフラットみたいになってきます。
キャンバーの張りがあるからこそ、板を立てた時に有効エッジの最大幅のところがひっかかりカチッと噛んでくれるので、その後ターンに入ってから力を抜いた時の「パン」っていう反動が来るんです。
でも、キャンバーがしっかり張ってないと板の加速だったりとか、
反動があまり感じれなくなってきてしまうんですよね。
でもなかなか自分の板だけをずっと乗ってても
それがへったているのかってなかなか気づきにくいと思います。
そういう時はやっぱり試乗会に行ってみましょう。
同じモデルが残ってれば同じのを乗ってみる。
どのぐらい自分の使ってる板と違うのか乗り比べてみると良いですね。
他のボードと比較して「自分のやつよりもなんかちょっとこっちのが引っかかりがいいな」とか「反発がいいな」とかって思ったら買い換えればいいと思いますし、そんな感じなんじゃないかなと思ます。