『WAXの選び方』

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昨日のブログで『スノーボードの選び方』シリーズは終了しました。

次の「実践編」シリーズを書く前に。

そろそろシーズンも近づいて来た事ですし、悩んでいる方が多いと思いますので。

『WAXの選び方』お伝えします。

こちらも昨年「newestブログ」で書きました内容を元に修正しています。

記事元

WAXの話し(重要です)

WAXの選び方

先日のブログでも書きましたが、

最近お店でワックスの話しをする事が多くなりました。

やはりシーズンに向けてどうやってボードをメンテナンスするかは重要ですよね。

ボードがちゃんと走らなければせっかくの楽しいスノーボードも台無しですから。

しかし、

皆さんの話を聞いていると。

ほとんどの方が間違った認識である事。

そして、

無駄な作業や無駄なお金を使っている方が多いです。

大抵、皆さん口を揃えて言うのが。

「ネットとかで色々調べたんですけど、人によって言ってる事もやってる事も違うのでよくわからない」

結果、あれもこれもになり無駄が多くなっているようです。

ワックスもあれもこれも、、、

ブラシもあれもこれも、、、

道具もいらない物を沢山持っていたり、、、

newestでは「DOMINATOR WAX」(ドミネーターワックス)をメインに取り扱っています。

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7年前から毎年newest対象に講習会を開催して頂いているので、

私達もしっかり勉強させて頂いています。

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ドミネーターWAXは元々競技用に開発していたWAXなので。

コスト度外視で本当に良いWAXを求めています。

それが一般へ発売されるようになってからまだ日が浅いのですが。

今では多くの国際チームやトップライダー達が使用しているWAXです。

「でもそれってお高いんじゃないの~」

なんてよく言われます、、、

確かに物によっては高い物もありますけど。

優れたWAXは最終的に安くすみます。

ちなみに私が夏の間も含めて年間通して使用しているWAXは。

滑走WAX4種類、ベースWAX1つ、ブラシ1つだけです。

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仕事上他のWAXを試す事もありますが、自分が本気で使っているのはこれだけです。

中には高価なWAXも使用していますが。

一応、この仕事のプロとしては皆さんよりボードが走らない訳には行きませんからね(笑)

なのでこちらのセットをおススメするのは、かなり本気の人だけです。

では、

私が一般的におススメするセットはこのセット。

滑走WAX2種類、ベースWAX1つ、ブラシ1つ。

これで年間通してかなり高いレベルで滑走できます。

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そうです、

これだけでいいんです。

ブラシは2つ持っていればベストですが、

ドミネーターのブラシならどちらか1つで大丈夫です。

2個も3個もブラシを揃える必要はありません。

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さらに言うと2年前まで私の使用WAXはこんな感じでした。

滑走WAX3種類、ベースWAX1つ、ブラシ1つ。

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なぜ「BULLET」(ブレット)が入っているかと言いますと。

「BULLET」は硬いWAXなので室内ゲレンデやハイシーズンはもちろん、

春先でも少し滑走面を硬くするためです。

近年「WAXは少し硬めにしておいた方がいい」という流れになっています。

春は柔らかいWAXという認識の方が多いと思いますが。

黄砂、花粉などの不純物が多い時は「汚れと戦うために」少し硬めにしておいた方がいいです。

そのために、以前までは「BULLET」を使っていたのですが。

一昨年発売された「PSYCHO」(サイコ)がさらに硬くとても効果があったので、今はこちらに変更しました。

「PSYCHO」は「NEW SNOW」と「OLD SNOW」の2種類あるので自然と1種類増えてしまった感じです。

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もし「PSYCHO」を使いたい方はとりあえず「NEW SNOW」を1つでも大丈夫です。

そうするとこんなセットになります。

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ではもう一度。

これだけでいいんです。

さて、どうでしょう?

WAXを5個も6個も、ブラシを2つも3つも使っている人いますよね?

それによって無駄な作業や無駄なお金を使っています。

すなわち余計に高くなっています。

特にドミネーターワックスは、

「ライダーの負担を減らす」という事も考えていて。

メンテナンスの時間を短縮できれば、その分練習に集中できますからね。

ちなみに、

「私達、ワクシングペーパーは使いません」

この辺の事はだいぶ知っている人も多くなってきましたが。

理由はお店で聞いてください。

そしてもうひとつ余談になりますが。

「高価なWAXが必ずしも良いわけではない」

という話しをドミネーターの方から聞きましたのでご紹介。

一昨年のUSオープンハーフパイプ競技。

平岡卓選手が日本人初優勝で話題となりました。

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ドミネーターワックスはBURTONチームもサポートしていますので。

この日は、カリダス博士も現場に行きサービスマンとして選手のサポートをしていたようです。

こちら左の方が、カリダス博士。

右は久住和永さん。

久住さんはスピードスキーで時速241.611㎞/hという日本記録を持っていて、現在はドミネーターWAXアドバイザーの方です。

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大会当日はカリダス博士みずから雪の状態を調べ色々試した結果、

この日選手達が使っていたWAXは、

「BULLET」のみ。

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こちらのWAXは、100gで3,200円(税別)

これでUSオープン優勝です。

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ですので、WAXは必ずしも高価な物が良いとは限らないのです。

無駄に高いWAXを買っても、使うタイミングによっては逆効果になる事もあります。

皆さんも気をつけてください。

【まとめ】

私のメンテナンス方法のモットーは。

「なるべく簡単にマメにやる事」

正直WAXがけってかなりめんどくさいですよね。

しかも厳密にやろうとするとあれもこれもやらなきゃいけなくて。

それを毎回ちゃんとやっていたらだんだん面倒になって嫌になる。

それだったら多少手を抜いてもマメにやる事。

あくまでも私の自論です。

あまり難しく考えずに自分のできる範囲でマメにやってあげましょう。

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名取崇史
1977年・神奈川県逗子生まれ。高校生の時にスノーボードを始め、20歳から7シーズン山で過ごした後、国内スノーボードメーカーに5年勤務。2010年から横浜のスノーボード専門店「newest」を引き継ぎ、同時に自身でプロデュースするスノーボードブランド「FOSSIL SNOWBOARD」を立ち上げる。シーズンはもちろん夏は室内ゲレンデなどを利用し、1年中スノーボードの楽しさを伝えています。