『スノーボード 板の選び方④』【ウエスト幅編】

ポイント④【ウエスト幅編】

ここ数年ボードの太さに関しては大きく変化があります。

特に最近はボトム形状が多様になり、極端に太いボードなども増え。

もうウエス幅の基準が存在しなくなってきている状態。

ここではベーシックなキャンバーボードを元に説明させて頂きますので、その点をふまえて読んでくだい。

ただ、

今回は【ウエスト編】と称しましたが、

実はあまり書くことが無いのです、、、

では何をお伝えしたいかと言いますと。

ウエスト幅について間違った認識の方が多いのでその辺を訂正しておきます。

最近は少し減りましたが、試乗会やお店などで。

「このボード硬いですか?柔らかいですか?」

【フレックス編】参照

と、同じ位に。

「このボードウエスト幅いくつですか?」

という質問を受けます。

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それ自体にはもちろん問題ありませんが。

 よく言われていた、

ウエストが太い=曲がりにくい 

ウエストが細い=曲がりやすい

という風に思っていて、

ウエスト幅をボードを選ぶ際の優先順位として上に考えている方が多くいます。

はっきり言っておきます。

 ウエスト幅と曲がりやすさは関係ありません。

  ここまで『スノーボードの選び方』①・②・③と読んで頂き。 

特に②・③を読んで頂くと、薄々気づくと思いますが。

主にボードの曲がり方は、サイドカーブとサイドウォールスラント。

そしてフレックスのバランスで成り立っています。

 極端な例ですが、

ウエスト幅が太くて

サイドカーブが小さく

サイドウォールスラントが25°の柔らかいボード

ウエスト幅が細くて

サイドカーブが大きく

サイドウォールスラントが6°の硬いボード

どちらが曲がりにくでしょう?

要するに曲がりやすさを決めるのにウエスト幅は関係ないのであまり気にしなくていいです。

ウエスト幅を見て「このボードは自分には太い」とか、「このボードは自分には細い」とか気にされる方が多いので。

それよりもっと全体を見ましょう。

というお話しでした。

 

【まとめ】

安定感にはつながってきますので、パーク等で着地の安定を求めたいとかで気にするのは良いと思いますが、太くても他の要素で不安定になっているボードもあります。

やはりスノーボードはもっと全体を見極める事の方が大事です。

ただ、足が大きい方はボードから極端にはみ出しては滑りに影響が出ますので気にする必要があります。

 

「板の選び方」記事

【『スノーボード 板の選び方①』全長編】 

【『スノーボード 板の選び方②』曲がり方編】

【『スノーボード 板の選び方③』フレックス編】 

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