今日は朝から『ダブル講習会』
からの、
こちらは、もう10年ほどnewestに通ってくれている方で。
何年も前に団体で開催していた時の、スノーボード講習会やDOMINATOR WAX主催のワックスセミナーなどには参加してくれていたんですけど。
今回は改めて「ちゃんと勉強しなおしたい」という事で来てくれました。
やっぱりね、
大勢の中で話しを聞くだけでは理解できなかった事。
なんとなく覚えていたけど忘れてしまった事。
間違った解釈のままでいた事。
慣れて来ると知ったような気になってしまう事も多いですが。
こうやって勉強しなおした事で、改めて理解できた事も多かったようです。
それに情報も進化していますからね。
「自分は理解してる」
そう思っている方も、一度おさらい兼ねて利用して頂くと新たな発見があるかもしれませんよ。
という事で、
「知ったような気になっている」という話しに関連して。
今日も話題になっていたんですけど。
やっぱり道具の違いを伝えるのってすごく難しい。
というお話し。
過去にも何度か書いていますが。
スノーボードの場合は、自分のボードがどんな道具を使っているかわからなくてもある程度できちゃいますよね。
要するに、どんなボードに乗っていたとしても。
少し練習して、板を履いて、リフトに乗って、斜面の上に上がればとりあえず滑って降りてこれるじゃないですか。
少し慣れてくればスピードを出す事ができたりもするし。
だからこそ、簡単に誰でも滑る事ができる。
というのが、スノーボードの良いところでもありますが。
上達を目指すのであればそれが妨げになってしまう場合があります。
例えば、
野球とかゴルフとかの場合は、
まともに打つことができない。
真っすぐ飛ばせない。
という、
ハッキリとした結果が出ます。
だからこそ、
打てるためにはどうゆう道具を使って、どうゆう練習すればいいか。
真っすぐ飛ばすために、自分に合った道具を探し練習をする。
という考えに誰もが行きつくはずです。
だって、
野球やってて、打てなくても別にいい。
ゴルフやってて、真っすぐ飛ばなくても別にいい。
という方は、あまりいないと思います。
野球は豪快にヒットやホームランが打てたり、ゴルフは真っすぐ飛ばせるようになるからこそ「楽しい」と感じるはずです。
ただ、スノーボードの場合は滑れてしまうので。
さきほど言ったように、すぐ「楽しい」と感じれるのが良い反面。
「自分はこの道具でも滑れるから大丈夫」とすぐに判断してしまい。
道具の違いや練習方法など追求しなくなり。
すると、そこで成長がストップしてしまったり。
実はやりたい滑りができないのには原因があるのに、それに気づかなかったり。
だから「こっちのボードの方が良いですよ」とアドバイスしても。
「これで大丈夫」みたいな感じで。
これがもしかしたらスノーボードでも、
「まったくまともに滑れない」というハッキリとした結果が出れば話しが変わるはずなんです。
だから、
知ったような気になったり。
滑れるような気になってしまう。
というのは、共に成長をストップさせてしまう大きな原因だと思います。
というそんなような事が、まさに昨日もあったわけです。
ここからまた昨日の話しになりますけど。
昨日、初めて御坂で一緒に滑った方は、以前『スノーボード講習会』を利用してくれた方なので。
今回も試乗ボードをいくつか持って行って、乗り比べをしながらという感じで滑ってまして。
そしてたまたま、お二人共に自分の使っているボードがダブルキャンバー。
正直言えばハーフパイプには向いてないですよね。
まぁ、それでもゲレンデでは普通に滑る事はできるし。
確かに、そのままハーフパイプに入っても。
滑れなくはないんですよ。
それなりに、ちょっと壁を使いながら降りて来る事はできますから。
だからもし、今回のような機会が無く、自分達で練習を始めていたとしたら。
「少し滑れたから、このまま練習すれば必ず上手くなる」
そう思って、何も気づかないままずっと練習していたと思います。
でも、今回は色々なボードを乗り比べながら滑った事で。
こっちの方が、ハーフパイプは滑りやすかったとか、こっちはちょっと滑りにくかったとか。
そうゆう事に気づく事ができたので。
これからは意識も変わり、ハーフパイプに限らず色々な場面で生かす事ができるようになったと思います。
要するに、ここまでハッキリとした結果と、その違いを知ってもらわないと分かってもらえないので。
やっぱり道具の違いを伝えるのってすごく難しい。
という事なんです。
もう何度も何度も言っているので、うるさいかもしれませんが。
やっぱり道具を知るって凄く大切なんだと、私自身も改めて感じさせてくれました。
だからこそ、
私はこの『スノーボード講習会』に力を入れ、やり続けていますし。
しつこいと思われようが言い続けますからね!
自分の道具を理解して滑るのと、何も知らないで滑るのはどっちがいいですか?
って。
それでは本日はここまで。