先週は平日1日と週末1日で、計7名の方のカムイ御坂デビューとハーフパイプデビューのお手伝いをさせて頂きました。
施設の使い方から、ハーフパイプの滑り方なんかをお伝えしまして。
でも、
正直言うと私は「滑り」を教えるのはそんなに得意ではないです。
おそらく、スノーボードを始めてから一度も人に教わった事がなく、全て独学だったからじゃないかと思ってます。
人に教わった事がないので、どう言えば上手く伝わるのかがよく分からないんですよね。
だから「滑りの技術」を教えるのは苦手です。
ただ、私が一番得意なのはボードに関する事。
これに関してはメーカー業をしている時に色々教えてもらったし、自分でも追及したし、沢山経験も積みましたから。
それなりに自信があります。
だから「道具の動かし方」を教える方がどちらかと言うと得意です。
「滑りの技術」と「道具の動かし方」の何が違うかは置いときまして。
今回のカムイ御坂でも改めて感じたのは、
みんな道具を動かす意識がほとんど無いって事。
これも、ずーーーーっと言い続けているんですけど。
「道具を使うスポーツはまずその道具をどうやって動かすのか」
そこから入るべきなんです。
野球、ゴルフ、テニス、卓球、などなど、道具を使うスポーツは必ずその道具の持ち方(握り方)から教わりますよね。
バットやラケットはどうやって持つのか、クラブはどうやって握るのかを最初に覚えて。
それから「その道具をどうやって動かすのか」になるはずです。
だから、
握り方→手首をどう使い→腕をどう使い→上半身→下半身
そしてこれが反転して、
下半身の力を上半身→腕→手首→道具に力を伝え動かす。
という流れだと思います。
なので道具を使うスポーツに共通している事は、道具の側から教える事だと思います。
道具を使うスポーツをしていた事のある方なら心当たりありますよね。
持ち方(握り方)も分からないのにいきなりスイングの練習はしないはずです。
だからスノーボードの場合は、
ボードのどこに立つのか→足首はどう使うのか→下半身→上半身→目線
そしてこれが反転して、
目線→上半身→下半身→足首→ボードに力を伝え動かす。
という流れです。
だから、
「スノーボードも道具の側から教えるべき」
これが私の持論です。
こうやってみんなに滑りを教えていると、よく聞くのが「道具の動かし方なんか意識した事なかった」って。
それでも滑れちゃうのがスノーボードなので、なかなか意識するのが難しいとは思いますが。
道具を使うスポーツで道具を意識しないっておかしいですよね。
だからこそ、自分のボードを理解し、それをどう動かすべきなのかを意識して滑った方がいいと思います。
ぜひ実践してみてください。
それでは本日はここまで。