最近は毎日コツコツと電子書籍の第二弾を書いています。
書く内容はだいたい決まっているんですけど、文章だけで伝えるのは難しいから、これは分かりにくいかな?と思うところは図を入れるようにしていて。
この図を作るのに時間がかかるのでなかなか進みません。
かと言って、別に書くのが大変だと言っているのではなく。
電子書籍を書くのはとても楽しいです。
伝えかたをこうやってひとつひとつ見直してみると。
こう伝えた方が分かりやすくなりそうだから、次の『スノーボード講習会』ではこれを使おうとか。
この事はブログでも書いておこうとか。
日々新たな発見があって、とても役に立っています。
自分ではもうそれが当たり前と思っている事でも、見直してみるって大切ですね。
という事で、
今日はこの電子書籍を書いている合間に、最近はボードの「フレックス」について記事を連続で書いたりしていたので。
もう少し具体的に書いてみようと思います。
ただ、フレックスの考え方はメーカーによって違うと思いますので、あくまでも私の考えだという事をふまえた上で読んでください。
フレックスバランス
私がいつも『ボードは硬い柔らかいではなく、どこが硬くてどこが柔らかい』
と、言い続けているのは。
ボードを作る上でこのフレックスバランスが一番肝心だからです。
こないだもこんな事を書きました。
ボードは外側も大事ですけど、中身はもっと大事です。中身次第でどんな動きのボードにするか、いくらでも変えられるんですよ。
それではまず、
このフレックスをどこまで細かく設計しているかと言うと。
ノーズの先端からテールの最後までを、
2.5cm間隔、1/100mmの厚みで作ってます。
単純に言えば「厚くすれば硬く」「薄くすれば柔らかく」なります。
こんな感じで、ボード全体のバランスも考えながら「どこをどのくらい厚くして」「どこをどのくらい薄くする」というのを決めています。
ちょっとビックリじゃないですか?
こんなに細かく決めてるんですよ。
推奨スタンスの決め方
少し話し変わりますけど。
「ボードは基本的に推奨スタンスで乗りましょう」と、よく言ってますが。
なぜ推奨スタンスがいいのかというのは、この厚みのバランスも大きな原因のひとつで。
推奨スタンスにバインディングがセットされているというのを前提にバランス決めているからです。
曲がるポイント
話しを戻しまして。
この厚みのバランスを調整する事で、どんな動きをするボードにするのかが決まってきます。
簡単な例をひとつあげますと。
この赤い〇を付けた部分に注目してください。
この部分の厚みを決める時に、推奨スタンスにバインディングがセットしてあるのを前提にして。
「バインディングからどのくらい先で落とすか」という事で悩む事があります。
例えば、
「2.5cm先から落とすのか、5cm先から落とすのか」
これによって、曲がるポイントが変わってきます。
曲がるポイントに関してはこんなのをイメージして頂くとわかりやすいかもしれません。
それではこれをふまえた上で、先ほどのふたつを比較するとこんなイメージ。
今回、ボードのセンター部分は無視してますが。
曲がるポイントが違うと、それぞれたわむ量が変わり。
ターンする時のカーブにも大きく影響します。
それで、
このボードをどのくらいの力で曲がるようにするのか。
どのくらいカーブするボードにするのか。
そんな事も考えながらフレックスのバランスを考えます。
だから、
外側が同じでも中身次第でどんな動きにするのかいくらでも変えられるという事です。
どこが硬くて、どこが柔らかい
フレックスバランスの決め方は、ボードの幅やサイドカーブ、サイドウォールスラント、素材などなど、色々な要素が加わって来るのでもっと細かく決めないといけません。
ただ、今回は分かりやすくするため、かなり大げさに表現しました。
だから、あくまでも「こんな感じですよ」くらいで、イメージしてください。
でも、厚みのバランスで「曲がるポイント」が変わるというをイメージできれば。
以前、ブログでも紹介したこの『フレックスバランス』が重要だという事を分かってもらえるのではないでしょうか。
はい、
このような事を電子書籍に書いていますので、楽しみにしていてください。
それで、
最近はパソコンに向かって作業している事が多くて、ノートパソコンだと画面が小さくて図を作ったりするの疲れるんですよね。
なんとかならないかなーー
と、思ってたら。
あっ、
そう言えば、昔し使ってたモニターがお店にあったな!?
これつなげばいいんじゃん!!
よし、明日からは快適に作業できるぞ!!
それでは本日はここまで。