スノーボード 板の形状「ディレクショナル」「ツイン」「ディレクショナルツイン」とは?

今シーズンは本当に沢山の試乗会を開催しました。

という事は、その分とても多くの方とお話しする機会が生まれまして。

私にとっても貴重な意見や「こんな事で悩んでいるのか」「こうゆう事を知りたいのか」と。

今後、ブログを書く上でも参考になる事ばかりでした。

なので、皆さんが疑問に思っている事などを少しでも解消してもらうためにこれから少しづつブログで書いて行こうと思います。

 

そこでまず今日は、

「ディレクショナル」「ディレクショナルツイン」「ツイン」について。

これって結構耳にする言葉だと思うんですけど、人によって大きく認識が違う事が分かりましたので、まとめておこうと思います。

確かに改めてこの事をメインでブログで書くのは初めてかもしれません。

ディレクショナル

ボードの前後が非対称のものは基本的に全て「ディレクショナル」と呼びます。

大げさに言うと、ノーズ(ボードの前方)が長く、テール(ボードの後方)が短いという感じです。

ただ、セットバック0であれば「ツイン」とイメージする方も多いと思いますが。セットバックが0でも形状や中身が前後非対称であればディレクショナルと呼びます。

ディレクショナルの特徴としては、進行方向に強く、スイッチ(反対方向)で滑る時には違和感が出ます。

 

ツイン

ボードを中心から真っ二つに割っても前後対象のものを「ツイン」と呼びます。

パーク系のボードに多く、進行方向にも、反対方向にも同じように滑れるというのが特徴。

ツインの特徴は、進行方向に特化しているわけでは無いので直進安定性には欠けますが、スイッチでの滑走やトリックがしやすくなっています。

 

ディレクショナルツイン

おそらくここが一番謎な形状じゃないかと思いますが。

まず最初に言っておきますと「ディレクショナルツイン」に正確な定義はありません。

例えばボード全体の形状が前後非対称でも、ボードの中身の部分をツインのように作っていたり。

ボード全体の形状は前後対象の「ツイン」でも、中身のバランスを「ディレクショナル」のように作っていたり。

どのようなパターンであれ、ディレクショナルの要素とツインの要素を入れたボードを「ディレクショナルツイン」と呼んでます。

ある意味、メーカーにとっては「都合の良い言葉」でもあるかもしれません。

 

ディレクショナル・ツイン・ディレクショナルツイン

以上の事を踏まえ、FOSSIL SNOWBOARDで言うとこんな感じになります。

ディレクショナル・ツイン・ディレクショナルツイン

THE PIPEは前後非対称の「ディレクショナル」

PARKは前後対象の「ツイン」

STYLEはアウトライン(全体の形状)は前後非対称の「ディレクショナル」ですが。ある程度スイッチにも対応できるよう中身のバランスはツインにしていますので「ディレクショナルツイン」と呼んでいます。

さらに、

FOSSIL SNOWBOARDのラインナップ全ての形状を表すとこんな感じです。

・ALL MOUNTAINⅡ=ディレクショナル

・THE PIPE=ディレクショナル

・NATURAL=ディレクショナル

・BIG MODEL=ディレクショナルツイン

・PARK=ツイン

・STYLE=ディレクショナルツイン

まとめ

個人的意見としては、ディレクショナル・ツイン・ディレクショナルツインというのは、メーカー事に認識も違いますし。おおまかな形状を簡単に表しているだけなので、そこまで細かく気にしなくてもいいと思います。

さきほど説明したようにディレクショナルツインは定義が無くメーカー事に考え方も違うだろうし。ディレクショナルと表示してあっても、全てが同じようなボードとは絶対になりませんから。

もちろん最初のきっかけとして、必要な事ではありますが。最終的にはそのボードの本質を見極める事が大事です。


 

はい、

それではまた次のテーマが決まったら順次書いていきます。

それでは本日はここまで。

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