それは乗った人のいつもの滑り方にそのボードが合わなかっただけで。そのボードにはそのボードの乗り方、動かし方が必ずあります。

FOSSILの場合、現行モデルに関してはあまり変更する事なく良い物は良いで残しておきたいという思いがあります。

だから一度完成したボードはあまり変更する事が無いので、NEWモデルというのはワクワクするものです。

19-20 NEWモデル『ALL MOUNTAINⅡ154』

 

という事で、

今日は先日の試乗会で試して来ました、MOSS SNOWBOARDSとOGASAKAの19-20シーズンNEWモデルのレポートをしようと思います。

19-20 NEWモデル

 

まず、私が思うこの両ブランドのイメージは。

MOSS=手強さの中に遊び心がある。

OGASAKA=素直な真面目タイプ。

これをもっと詳しく言うと。

OGASAKAの代表作CTなんかはとにかく優秀で、思い通りのラインを描き素直にボードをコントロールする事ができますよね。

その点、MOSSの代表作KINGなんかはちっともいう事聞いてくれない代わりに、上手く乗りこなせば他には無い威力を発揮します。

だからね、いつも思うのが。

スクールウォーズで言うとろの、OGASAKAが相模一校でMOSSが川浜高校って感じ。

悔しいです!!

あくまでも私の個人的イメージですので悪しからず。

意味が分からない方は調べてください(笑)

 

でも、今回のこのNEWモデルにもその辺が色濃く出てるんじゃないかなって。

そう思いました。

それではまず、MOSSのNEWモデル

MOSS SNOWBOARDS Q57

・O.Length/1570

・R.Length/978

・EF.Edge/1120

・Sidecut.R/9500

・Nose/314

・Waist/276

・Tail/298

・Stance/530

・SetBack/-20


これまでに無い位の極太ボードに大きめのサイドカーブはこれを見ただけで「曲がらないだろいう」というのが一目瞭然(笑)

実際に試乗した声を聞くと「全然曲がれない」との声も多数。

これはもう完全に個人的な好みですけど。

簡単に曲がらないからこそ良いんです!

私は「曲がらないボードをいかに上手に曲げるか」

この追及が滑りの欲をかき立てるんです。

正直、切り返しが大変だしノーズを上手く噛ませるのも大変だけど、それが上手くできた時の心地良さは抜群でした。

 

続いて、OGASAKAのNEWモデル

SPROUT156

・O.Length/1560

・R.Length/1090

・EF.Edge/1210

・Sidecut.R/8700

・Nose/308

・Waist/258

・Tail/288

・Stance/540

・SetBack/-40


さっきも書きましたけど、

まぁー、やっぱり素直な優等生ですね。

正確なパス回しと、寸分たがわぬ連携プレーが目に浮かびます(笑)

面で滑らせればある程度の自由度があり、少しボードを立てればしっかりとカーブしてくれて、自分の思った通りにボードが進んでくれる。

確かにボードのコンセプト通りどんなコンディションに持って行っても安心して滑る事ができそうです。

だからこそ正直な事を言いいますけど、私はMOSS Q57の方が好みです。

かと言って、SPROUTが悪いわけじゃけしてありません。

 

はい、

今日はここかららが特に伝えたいポイントです。

よく試乗会なんかで、乗りにくいと感じたボードに対して「あのボード全然良くない」と言う方がいますけど。

それは乗った人のいつもの滑り方にそのボードが合わなかっただけで。そのボードにはそのボードの乗り方、動かし方が必ずあります。

例えば、私はグーフィーで利き足の右足が前に来ているので、どちらかと前足メインでほとんどボードをコントロールしています。

だから前に重心が行きやすく前足下が柔らかいボードは苦手だし。

利き足じゃない左足を使わなきゃいけない後半まで引っ張るようなカービングは苦手なので、テール方向が強いボードもあまり好みではありません。

なのでカービング系ボードによくあるノーズがしなやかで後半にかけてしっかりしているボードは自分の滑りには合わないという事です。

それはそのボードが悪いんじゃなくて、ボードの特徴に対して自分の滑り方に合わなかっただけ。

そう考えれば、良くないボードなんか無いんです。

(安さが売りで何も考えられてないボードもありますけど)

当然、作ってる人が違えばスノーボードに対する考え方だって違うし、身体的特徴や滑り方も違うので。

どっちが良いとか、どっちが悪いじゃなくて。

まずはそのボードの本質を理解する事が大事。

という事は、

試乗会ではまずそのボードの特徴を探りながら、それ生かす滑りをしてみる。

必ずボードが生き生きする瞬間があるはずです。

それで良い位置が見つかったら、その滑り方が自分に合ってるか合ってないかを判断する。

これがボード選びのコツですね。

今回の試乗会ではこの両ボードを主にチェックしたくて何度が乗り比べそれぞれのボードの特徴を捉える事を考えて滑りました。

その中で、最初に言った通り私は曲がらないボードを頑張って曲げるのが好きなので、素直に曲がってくれるSPROUTより個人的にはQ57の方が好きって事です。

 

2年ほど前にこんな記事も書いてますので参考までにどうぞ。

2017年8月1日UP

 

さて、

ここまで納得して頂いた方がふと疑問に思う事がありますよね??

身体的特徴で滑りがこれだけ違うとなると、スノーボードを教える立場、教わる立場で考えてみるとどうなるか。

私は右利きでグーフィー、さらに利目は左なので進行方向に対しての後ろに利目があります。

という事は、

右利きでレギュラー、利目が左の人に滑り方を教えるのは苦手になります。

だって全てが逆ですから、私の感覚で教えても理解してもらえないですよね。

なので教わる側になった時には、全てが反対の人に言われてもイメージができないのは仕方ないです。

この点に関しては、こちらも2年前のブログで少しだけ書いてますのでよかったらどうぞ。

2017年5月1日UP

 

なんか話しが色々とそれましたけど、残り少ないシーズンでぜひ実践してみてはいかがでしょう!!

FOSSIL SNOWBOARDはまだ試乗会残ってますし。

スノーボードの本質を理解するためにも『スノーボード講習会』ぜひご利用ください。

 

それでは最後にnewest予約受付営業カレンダーです。

 

本日はここまで。

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