またまた、昨日、一昨日のブログの続きみたいな感じになりますので、まだ見ていない方は先にこちらを見てくださいね。
それで、
昨日のブログで書いた。
どこで作っていようが「どんな考えで」「どんな思いで」作っているか伝えればいいじゃないですか。
という点について私がどんな考えでFOSSIL SNOWBOARDをやっているかを今日はお伝えしておこうかと思います。
まず、
私はスノーボードはスノースポーツと認識しています。
この点については色々な意見があり、スノーボードは遊びだと言う人の方が多いかな?
考え方は人それぞれなので否定はしませんし、もちろん遊びの要素もあって良いと思いますが、私は誰がなんと言おうとスノーボードはスノースポーツという考え方です。
だからこそ、
道具を使うスポーツはまず道具を知る事。
この考えのもとに『スノーボード講習会』を地道に開催して皆さんに道具の大切さをお伝えしています。
そしてこの講習を通じて、
「自分にとって本当に必要なボード」を使って滑ってほしいからです。
スポーツである以上、好きでやっていて「別に上手くならなくていい」という人はまずいないと思います。
誰だって少なからず上手くなりたいと思ってますよね?
であれば自分の理想の滑りをするために必要なボードを使わないとダメです。
自分がどんな道具を使っているのかも知らずに滑っていては上達は難しいです。
それにもしかしたら目的と全然違うボードを使っている事だってありますよね。
では、
そのためにFOSSIL SNOWBOARDはどんな考えてボードを作っているかと言いますと。
①本当に必要なボード
これをわかりやすくするためにFOSSILはモデルごとに目的をはっきりさせ、そのジャンルごとに特化させたボードを作っています。
フリーライディングがしたいのか、ハーフパイプがしたいのかキッカーを飛びたいのか。
まず自分はどんな滑りをしたいのかで決めてもらえるようにです。
もちろん中身もそれに合わせて作っています。
②上達するようなボード
誰でも簡単に滑れるボードを作る事はいくらでもできますが、それでは上達を遅らせてしまうと思っています。
例えば車の自動運転が進めばドライバーの運転技術は落ちて行くのと同じじゃないかと。
簡単に滑れるボードは一時的に良いと思うかもしれませんが、ある程度のマニュアル感があり自分で操作する技術を身につけた方が上達すると思います。
③長く使えるボード
スノーボードはデザインがあって、毎年のように中身も変わるというのが一般的となっていますが。
FOSSILはどれだけ長く使ってもらえるかという点を考えていますので、デザインは9年前からずっと一緒です。
やっぱりデザインが変わってしまうとせっかく気にいって使っていても「古い」感じが出てしまうじゃないですか。
でもFOSSILの場合は9年前のボードに乗っている人でも全然気にする事無く乗ってもらえるはずです。
中身もあまり変えないという点も同じで、中身が変わったと言われちゃうと自分のボードが「古い」という印象を受けるんじゃないかなって。
時には改良が必要な時もありますが基本的にはあまり変えないようにしています。
最後にこれは本当に細かい事なんですけど。
おそらくFOSSILに乗ってくれるほとんどの方はチューンナップを利用すると思います。
例えばそこでソールサンディングや特にストラクチャー加工なんかをすればボードは薄皮一枚薄くなります。
実際に1回のチューンナップでどれくらい厚さが変わるかまでは調べた事ありませんけど、元々スノーボードの厚さは100分の1ミリ(0.01mm)単位で設計していますので。
大げさな話しですが、ボード全体がコピー用紙1枚分(約0.1ミリ)変わるだけでもフレックスは変化します。
なのでそれも考慮して全体的に気持ち厚め(硬め)に作っています。
ボードは薄ければそれだけヘタるのも早いですからね。
最初は少し強く感じるかもしれませんが、チューンナップして少し乗り込んで丁度良い位に考えています。
はい、
③はずいぶんと長くなってしまいましたが、①~③までどれも重要な事です。
そんな目線でこれからFOSSIL SNOWBOARDを見てやってください。
久しぶりにリンクはりますけど、まだ見ていない方いましたら今日のブログの内容に近い事をこちらでも話してますのでよかったらどうぞ。
『スノーボード講習会』についてはコチラで。
それでは本日はここまで。