ポイント①【全長編】
ボードを選ぶときに、まず皆さんが気にされるが全長だと思います。
よく身長マイナス何センチとか、ボードを立てて鼻からあごのあたりならOKとか言われていますが。
これに関してはっきり言います。
まったくあてにありません。
なぜこのような迷信が広まったのかは置いておきましょう。
要はボードの全長だけで選んでは危険という事です。
最近では、「有効エッジ」を見ましょう。
なんて事も聞きます。
でも有効エッジはボードを立ち上げてから感じる長さなのでもう少し後でいいです。
それではまず何を基準にすればいいか?
もちろん全長や有効エッジなども大事ですが。
最初に気にして頂きたいのが、
「R.Lenght」=「ランニングレングス」
または「接雪長」や「コントロールレングス」なんて記載しているメーカーもあります。
要するに、
実際に雪に接地している長さ。
という事です。
この長さがボードの上に立った時に、
「自分が感じる長さ」になります。
これが誰でも判断しやすく、ボードに乗って最初に感じる長さになりますのでまず気にしてほしいです。
スペック表で言うとこの部分です。
例えば、以下のスペック表を見比べてください。
【MOSS KING スペック表】
例えば皆さんがフリーライディング系の「MOSS KING157.5」のボードに乗っていたとします。
KING1575mm/R.Length1180mm
(スペック表は基本mm単位です)
「全長1m57cm」で「感じる長さ1m18cm」です。
そして、
「次に購入する板は少し短めにしてパークで遊べるやつがいいな~」
なんて思い。
以下のスペック表を見て頂くと。
フリースタイル系のツインモデル「FOSSIL PARK152」
「お、FOSSILのPARK152が今乗っているボードより全長が5cmも短いからこれで大丈夫でしょ」
という感じで決めてしまうと。
【FOSSIL PARK スペック表】
PARK1520mm/R.Length1170mm
「全長1m52cm」で「感じる長さ1m17cm」です。
というこ事は、この2本のボードでは、
「全長1m57cm」で「感じる長さ1m18cm」
「全長1m52cm」で「感じる長さ1m17cm」
全長が5cmも違うのに、
R.Length=自分が感じる長さが1cmしか変わらないんです。
全長だけでボードを選んでしまい。
「5cmも短いボードを買ったし」
「よーし、今年は短めのボードで遊ぶぞ~」
と、意気込んでゲレンデに行ってボードの上に立ってみると。
「あれ?全然短く感じない、、、」
という事になります。
さらに色んなボードで比べてみるとこんな感じです。
タイプによって全長と接地の長さがバラバラですよね。
「KING157」と「STYLE155」だと全長が2cmも違うのに接雪長が一緒だったり。
「PARK152」と「STYLEの152」では全長が同じなのにSTYLEの方が3cmも接雪長が短かかったり。
全長を無視して見てもらうと、それぞれのボードの「感じる長さが」見えてくると思います。
これが全てではなく、結構大げさに表現しましたが。
要するに全長だけでボードを選ぶのは危険という事です。
≪まとめ≫
初めてボードを買う方は基準が難しいと思いますが。
ボードを買い替える方はまず自分が使っているボードの「R.Length」を調べてから。
それと同じがいいのか、長くしたいのか、短くしたいのかを基準に選ぶところから始めるといいですね。
ただ、もちろんそれだけではありませんので。
次回以降ののブログも参考にしてください。