私は映画が好きです。
数えた事はありませんが、年に5~60作品以上は見てますね。
主に好きなのはミステリー、サスペンス、ヒューマン。
そしてスポーツ映画が好きです。
自分が学生時代ずっとスポーツに打ち込んでいた事もあり共感できる事が多いので好きです。
そして、前回のブログで育成ライダーの紹介をしました。
私も最近はスター選手を夢見る子供達と触れ合う機会も多くなりましたので。
そんな時にいつも心掛けている事があります。
それをこちらの映画から学びました。
「グローリーロード」
10年以上前の映画です。
DVDでも買って、もう何十回と見ています。
自分の結婚式ではこの映画に使われている音楽を何曲も使ったほどに好きな映画です。
[Yahoo映画より]1960年代に白人至上主義の米大学バスケ界で初めて黒人主体のチームを作り上げ、様々な障害を乗り越えて栄光を勝ち取るコーチの実話を映画化したスポーツドラマ。
内容的にはベタだなと思われるかもしれませんが。
私が身に染みた一節をご紹介します。
コーチであるドン・ハスキンズ氏が練習中に「カッコつけた」プレーをする選手に言った言葉です。
「一流の選手はシンプルで基本的で簡単なプレーをするもの」
「格好つければミスが生まれるだけだ」
心あたりある方いませんか?
スポーツをしているとやっぱりカッコよく見られたいってのはありますよね?
特に学生時代は女の子にモテたいとか。
もちろん私もありました。
そして私はこの映画を見たときにある事を思い出しました。
この映画からさらに10年以上前。
私が高校卒業した後くらいの時に。
「アルゼンチンでマラドーナが練習しているところを見たことがある」
という人に会いまして。
その人もサッカー選手で。
若い頃に練習のため単身アルゼンチンに行ったという方でした。
マラドーナと言えば私の時代の超スーパースター。
そしてもちろんサッカー小僧だった私の憧れでもあります。
パスが正確で、ドリブルは早いしシュートも上手い。
そんなイメージですよね。
でもその人が言ってたのは。
「あいつはどこから飛んで来たボールでもまるで足に吸い付いているようにピタッと正確に止めるんだよ」
「ボールが飛んで来てトラップした次の瞬間にはもう自分の思った方向に動いてる」
「だから誰もついてこれないんだ」
そんな話しをしていたのを思い出しました。
その時はさすがだなぁ、位にしか思っていませんでしたが。
さきほどの、
「一流の選手は基本的で簡単なプレーをする」
サッカーで言うと、
「正確にボールを止める」
これってサッカーを始めた時に一番最初に習う基本的な事ですよね。
正確に止める事ができるから正確なキックが生まれる。
正確に止められるから次に自分の思った通りに動ける。
確かに!
カッコいいシュートやドリブルに憧れて基本的な事を忘れてしまう。
私にも痛いほど心当たりがあります、、、
野球で一流の選手って聞いて思い浮かべるのはやはりイチロー選手じゃないでしょうか。
私は野球には詳しくありませんが、野球の基本は素振りだという事はなんとなく知っています。
イチローさんが小学校の頃から毎日欠かさず素振りの練習をしていたというのは有名な話しですよね。
その基盤があるから今でも素晴らしい選手なのだと思います。
何十年も同じルーティーンでシンプルに淡々と。
そしてスノーボード界で言えばテリエですね。
あの人の滑りは本当にシンプルで単純。
だからこそ今でも変わらないスタイルを維持できているんだと思います。
基本が大事って事はスポーツをしている人なら誰でも子供の頃から聞いた事があると思います。
でもなぜそれが大事なのかなかなか理解しにくいですよね。
そんな事を思い知らせてくれて、スポーツの素晴らしさを教えてくれる映画だと思います。
なのでこれからスター選手を夢みる子供達や、長くスポーツを楽しみたい方にはぜひ参考にしてほしいです。
「シンプルで基本的で簡単なプレー」
カッコつける事が悪い訳でもないですし。
時には思いっきり大胆にプレーする事も大事ですけど。
いつも心の中に思い留めておくといいと思います。
夏休みですしお子様のいる方はぜひ一緒に見てみてはいかがでしょう。
配給はウォルト・ディズニー・ピクチャーズですので間違いありません(笑)
もしご覧になる方はエンドロールまでお見逃しなく。
英語版の予告編しかありませんでした。
いやー、 映画って本当にいいもんですね~(笑)