いよいよ新潟シティマラソンまであと2週間となり。 去年初挑戦してから2回目のフルマラソンです。
「今の心境は？」と聞かれたら。
「かなり憂鬱です」笑
またあの辛いことをしなきゃいけないと思うだけで嫌になる。
フルマラソンなんか走ると、「走るの好きなんだ」なんて言われることが増えましたけど。
まったくもって走るのは嫌いだし、できればやりたくない。
じゃあなぜやるのか？
と聞かれたら。
「嫌なことだから」と答えます。
■すぐにエントリー
そもそもフルマラソンを走ろうと決めたきっかけは、体型維持や健康のため。
スノーボード業界で働くようになって20年。
その前までは、スキー場でパーク管理やスクールで働き、夏は主に肉体労働という生活をしていたので、体型を気にしたことなどなかった。
しかし、スノーボード業界に入ってからはデスク仕事が増え、あまり体を動かすことが無くなり。
冬になれば忙しいし、全国各地へ行くことが多いから、そうなると地元の美味しい料理やお酒が飲みたくなる。
そんな生活になったおかげで、あっという間に体重は増え、以前までと比べて10kg近く増えたときもあった。
さすがになんとかしなきゃと、冬に蓄えた体重を夏場に落として。また冬に蓄え夏に落とすなんて生活を数年続けている時期もありました。
とはいえ、年齢も40歳を過ぎるとなかなか思うように体重が落ちないし、以前までのような体力もなくなってきている。
そんなときに、たまたま見つけた「新潟シティマラソン」のポスター。
何かしら目標があった方が自分を奮い立たせることができるのではないか。
そう思いアレコレ考える前にその場でポスターについていたQRコードを読み取りすぐにエントリーしました。
■二度とやらない
昨年は6月にエントリーしてからすぐに初のフルマラソンに向け練習をはじめ。それから月に100km以上走りそれなりに準備したつもりだった。
しかし、いざ本番となると想像以上に辛くてまったく思い通りに走ることができず。
特に30km過ぎたあたりからはまったく足が動かなくなり歩くのがやっとの状態でゴール。
目標としていたタイムよりだいぶ遅く、ゴールした瞬間には「こんな辛い想いするならもう二度とやらない！」と思った。
でもその日の夜に仲間と打ち上げをしているときには悔しさがこみ上げてきて。その場で来年もエントリーすることを決めました。
■成長を諦めた人の暇つぶし
フルマラソンに挑戦して改めて感じたのは。
この年齢になると、他人からアレコレ言われることも無くなるし、嫌なことは避けて通れる。
でも、嫌なことを避けれる人生ではもう成長することはない。
若い頃はなぜあれだけ意欲的に成長ができたかと考えると、嫌なこともやらなきゃいけなかったから。
それこそ若い頃は年上の人からにあれやっておけとか、ときには無理難題を押し付けられ、その都度どうすればいいか解決策を見つけるために努力して沢山学ぼうとした。
しかし年齢を重ねると嫌なことは誰かに押し付けることもできるし、わざわざやりたくないことをしなくても生きていけるようになり。
その反面、学ぶ機会が減り、気がつけば努力することも怠るようになる。
それで、学ぶことや努力することをやめて時間を持て余したオッサンが、SNSで他人の揚げ足取りをして、努力をしている人を否定することで自分を正当化しているのが現代の暇つぶしなんでしょう。
そんなつまらないオッサンにはなりたくない。
自分から進んで新しいことや嫌なことをしなければ学ぶ機会や成長する機会を失います。
そう考えると、フルマラソンに挑戦して本当によかったと思う。
さぁ、特に同年代の皆さん。
進んで嫌なことや、新しいことに挑戦しましょう！！
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