『乗る位置を意識する①』スノーボード 板【セットバック編】

久々にスノーボードのためになる話しを書こうと思いますのでよろしくお願いします。

もうシーズンインした方も多いと思いますし、行きたくてウズウズしている方も多いと思います。

という事で今回は実践的な内容で、

スノーボードに乗る際に意識して欲しい点を何回かに分けて書こうと思います。

ここからは、スノーボード講習会では毎回説明していますがブログでは初めて書く内容です。

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いつも講習会で皆さんがとても興味を持たれる部分ですので紹介しようと思います。

あくまでもベーシックなスノーボードを基準とし、私の個人的見解も入っていますが。

ぜひ参考にしてください。

その前にまだ他の記事を読んでいない方はコチラからどうぞ。

【カテゴリー/スノーボードの知識】

 

セットバック

スノーボードを選ぶ時に、もしくは自分のボードの「セットバック」をどれだけ意識していますか?

「セットバック-10mm」とか「セットバック-20mm」とかそれぞれのボードに書いてありますよね。

これ、スノーボードを動かす上で結構重要なんですけど、ほとんどの方が意識していませんよね?

「まったく意識していない」or「分からない」という方もいますが。

セットバックの認識を間違っている方も多いです。

まず、ほとんどの方が「セットバック」はボードの全長で計算していると思っているようです。

私もそのように掲載している記事なんかを目にする事がよくあります。

こんな感じですよね。

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最近は「MOSSSNOWSTICK」や「GENTEM」のようなノーズが長いボードがあるので、その辺のカタログなんかを見て頂くと分かりやすいかもしれませんが。

ボードの全長で表示したら大変な事になりますよね。

 

なので「セットバック」はどのように計算しているかと言うと、

「有効エッジ」の中心に対して「スタンス幅」の中心がどれくらい下がっているかという事です。

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このようにFOSSIL「THE PIPE」の場合は「有効エッジの中心」より「スタンス幅」の中心が「-20mm」後ろにあるという事です。

ここで、意識して頂きたいのが。

「THE PIPE」は「セットバック-20mm」なので。

このボードを推奨スタンスでセットした場合、自分は有効エッジの中心より2cm後ろに立っているんだ。

という事を意識してください。

イコール=自分が立っている場所の2cm前が有効エッジの中心になります。

 

この辺はなかなか文章で説明するのが難しいかなと思って、いつも講習会の時にしか説明していなかったのです。

ちゃんと伝わる自信がありませんけど、このまま続けさせて頂きます。

 

そうすると今度は「セットバック-0mm」のボードの場合は。

推奨スタンスでセットすると自分が「有効エッジ」の中心にいる事になります。

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という事は2つを並べるとこんな感じです。

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そして以前書きましたこちらの記事

【『スノーボードの使い方②』スタンス編】

こちで書いたようにスノーボードは中心から綺麗に曲げるのが理想です。

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要するにこれは、カーブする時に雪面にグリップする有効エッジの中心の事ですので。

 

「セットバック-0mm」の「PARK」は立っているその場所が「有効エッジの中心」なので、重心をあまり前後に動かさない方がいい。

 

「セットバック-20mm」の「THE PIPE」は立っている位置から「2cm先が有効エッジの中心」なので2cm前に重心を持って行った方がいい。

 

そんなイメージです。

どうでしょう?

かなり重要な気がしてきませんか?

かなり重要なんですけど、ほとんどの方が意識していませんよね。

という事で、まずは今自分が使っているボードのセットバックを調べてみましょう!

 

まとめ

私がスノーボードを教える場合は、その人の使っているボードの「セットバック」によって教え方が変わります。

セットバックが「-0mm」の人と「-20mm」の人とではボードに対してかける重心の位置が変わってくるからです。

「THE PIPE」に乗っている人と、「PARK」に乗っている人とでは、立っている位置が違うので乗り方が違うんです。

私が今までしつこく言ってました。

「道具が違えば乗り方が違う」

これがなんとなく分かってきませんか。

今回の事を踏まえてこちらの記事をもう一度見てください。

【『スノーボードの使い方④』道具が違えば使い方も違う編】

 

次回はボードの『フレックス』を踏まえて「乗る位置」をどう意識するのかをお伝えしたいと思います。

それでは本日はここまで。

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