このブログを見て頂いている方とボードの話しなる事が多くなりました。
やはり皆さん「自分のボードがどうゆう物か分からず滑っている」という方が多いです。
どうでしょう?
自分のボードがどうゆう特徴があってどうやって乗るべき物か分かっていますか?
道具の基本的な事はコチラを参考にしてください。
それでは11月20日開催「スノーボード講習会」[実践編]に向けて。
「スノーボードの使い方」をテーマにお伝えしています。
前回のブログを見ていない方はコチラから読んでください。
『スノーボードの使い方②』【スタンス編】
スノーボードを動かすためにまず準備するセッティングの鉄則に関しては前回のブログでも紹介しました。
次はスタンス幅について。
何に注意してスタンス幅を決めるかという事と、ボードを動かす上で重要な原理をお伝えします。
まず、ボードを上手くに動かすためには。
綺麗にボードをたわませなくては(曲げなくては)いけません。
これが重要になってきます。
ただ、ほとんどの方がボードを曲げるために、
「しっかりボードを踏んで」とか、
「脚力が無くてボードが踏めない」
なんて事を聞きますが。
「ボードは踏まなくていいんです」
少し大げさではありますが。
大抵の方が曲がるためにボードを「踏む」と意識しすぎて、グッと足に力が入り、無駄に疲れてしまう上に、綺麗に滑る事ができません。
しかもスノーボードには脚力が必要だと思っている方が多いです。
もちろん脚力はあったに越した事はないですが。
そもそも何十キロで滑降している時に使える足の力なんてたかがしれてます。
どんなに鍛えている人でも足の力だけで曲がるのは不可能です。
体重を上手くボードに伝える
ボードを曲げるためには何が必要か?
「体重を上手くボードに伝える事です」
私の体重は70kgです。
例えば70kgの重りを中心近くに乗せればボードは簡単に曲がりますよね。
同じ70kgの重りでも分散されてしまうとボードはそれほど曲がりません。
要するに、
「体重を上手く乗せればボードは綺麗に曲がるのです」
正しい位置に乗って、しっかり体重を伝える
ボードは「踏む」のではなく「正しい位置に乗ってしっかりと体重を伝える事」
むしろ足に力が入ってしまうと膝が硬くなってしまい柔軟な動きができなくなってしまいます。
その点を踏まえて、スタンス幅をどのようにセットするか。
今回はこのような図を作ってみました。
最近はスタンス幅をむやみに広くしてしまう方も減ってきましたが。
スタンス幅を広くしてしまうと、先ほどの図と同様に体重が分散されて綺麗に曲げる事ができません。
上達で悩んでいる方は、ほとんどここでつまづいています。
ボードが曲がらなければターンが間延びしてしまい細かい動きができません。
反発も落ちるので加速させる事もできません。
体重を上手く利用する事が上手にスノーボードを動かすコツです。
今、皆さんがセットしているボードの上に立ってみて。
ボードの中心に向かって体重が乗せられてる感覚がありますか?
体重が乗せられなければボードは曲がりません。
自宅でも試せると思いますのでまずは自分のボードで試してみてはいかがでしょう。
【まとめ】
よく雑誌などで「プロライダー」のセッティングなんて記事があり。
スタンス幅や角度を大きく変化させて滑っているプロの人達がいます。
ただ、これはあくまでも熟練されたプロのセッティングなのです。
単純にマネしても上手く行きません。
まずは自分に合った基本的なセッティングで滑る事をお勧めします。
この点に関しましては次回のブログで紹介します。