私は元々スノーボードメーカーという立場で働いていました。
スノーボードメーカーは自分達でボードを作って。
それを販売店スタッフに説明して。
販売店スタッフがお客さんに説明する。
それがスノーボードに限らず「メーカー業」と言われる仕事ですよね。
なので、メーカー業は直接お客さんと触れ合う事がほとんどありません。
伝言ゲームじゃありませんが。
メーカー → 販売店 → お客さん
という具合に行くと。
お客さんに届く前に話しが変わってしまったりして。
正しく伝わらない事があります。
メーカー業の悲しいところですね。
せっかく自分たちで思いを込めて作った物が正しく伝わらないのですから。
その逆もそうですよね。
お客さん達の意見を直接聞くことができない。
これが私がメーカー業を辞めて販売店を選んだ理由のひとつです。
販売店という立場なら、自分が思いを込めて作った物を直接伝える事ができるんじゃないか。
そして直接意見を聞くことでより良い物が作れるのではないか。
そんな感じです。
まぁ、何を言ってるのかと言いますと。
昨日開催しました『FOSSIL SNOWBOARDディーラセッション&試乗体験会』
FOSSIL SNOWBOARD販売店スタッフの方達と。
各お店のお客さん達に集まってもらい。
カムイ御坂を貸切りにして、滑りや試乗を楽しんでもらいました。
FOSSILを全然知らない人。
もちろん試乗もした事ない人。
初めて会った人。
そんな人達が、自分の作ったボードに乗って楽しんでくれている。
それだけでも嬉しい事ですが。
さらに、
一緒に滑って、直接伝える事ができるので。
ただ試乗してハーフパイプを滑るのではなく。
それぞのボードの特徴をちゃんと理解して滑ってくれている。
まさに、
「これがやりたかったんですよ」
スノーボード業界に関わるようになって12年。
FOSSILを立ち上げて6年。
ようやく少し自分の理想に近づいて来たような気がした1日でした。
集まって頂いた皆様、ありがとうございました!
今年の貸し切りイベントはこれですべて終了です。
また来年も開催しますのでよろしくお願いします!
次は雪山で会いましょう!